昭和１４年５月２４日に開院した桜町病院がこの法人の最初の事業である。創立者のカトリック司祭であり外科医である戸塚文卿師は発足直後に亡くなり、その経営は聖ヨハネ修道女会に移された。昭和２７年社会福祉事業法の制定に伴い社会福祉法人聖ヨハネ会が発足し、岡村ふくが初代理事長に就任して事業の発展に努めた。昭和３１年より八王子市に知的障害児施設甲の原学院が、今日の山梨県忍野村にある富士聖ヨハネ学園の発足である。昭和６１年には桜町病院に隣接して特別養護老人ホーム桜町聖ヨハネホームを開設した。平成２年には小金井市の委託による桜町高齢者在宅サービスセンターを、平成４年には桜町在宅介護支援センターを開設、平成１０年には小金井市立本町高齢者在宅サービスセンターを受託経営している。現在は、短期入所事業、ホームヘルプサービス、訪問入浴、ケアマネージメントセンター、食の自立支援、小金井きた地域包括支援センター等を開設している。医療関係では、平成６年に独立のホスピス病棟が完成し、２０床で新たなホスピス活動を展開している。ホスピス活動については社会のニーズに応えていくためにはまず専門のスタッフの養成が求められ、これに応えて平成９年聖ヨハネホスピスケア研究所を設立した。在宅で療養されている方々のためにはナースのケアの必要性から平成７年小金井市では最初の小金井訪問看護ステーションを開設し現在も活躍中である。障害関係では、平成１６年には小金井市に、平成１８年には清瀬市、平成２０年には富士吉田市２箇所の共同生活介護・援助施設を開設した。平成２１年には就労支援事業を富士吉田市、小金井市に開設した。平成24年には就労継続支援B型を小金井市に開設し、共同生活援助施設を2ユニットとし定員を変更した。平成25年には、通所施設である清瀬聖ヨハネ支援センターを開設し生活介護をスタートさせた。清瀬市にある共同生活援助施設を2ユニットとし定員を変更した。
平成26年には山梨県に通所施設である富士北麓聖ヨハネ支援センターを開設し、生活介護・就労継続B型多機能型をスタートさせた。平成27年には小金井市に小金井聖ヨハネ支援センターを開設し、生活介護・就労移行・就労継続B型多機能型をスタートさせた。

(１)　第一種社会福祉事業
・障害者支援施設の経営
・特別養護老人ホームの経営
(２)　第二種社会福祉事業
・生計困難者のために、無料又は低額な料金で診療を行う事業の経営
・老人デイサービスセンターの経営
・老人短期入所事業の経営
・障害福祉サービス事業の経営　　　　
・老人居宅介護等事業の経営
(３) 公益事業
・訪問看護事業
・居宅介護支援事業
・訪問入浴介護事業
・地域包括支援センターの経営
・聖ヨハネホスピスケア研究所の経営
(４)収益事業
・高齢者賃貸住宅事業

地域のためにできることを、制度にとらわれず進めていきたいと考えます。

無

 

 

 

 

 

 

社会福祉会計

聖ヨハネ会冊子