寺山修司の劇団・天井桟敷が寺山修司氏が亡くなったことにより解散。その次日に天井桟敷に於いて音楽・並びに後期演出を担当していたJ・A・シーザー（寺原孝明）を中心に結成されたのが演劇実験室◎万有引力です。
寺山修司氏の様々な演劇実験技法を今に引き継ぎ、類まれな幻想的世界観を表現しております。
上演する作品は、寺山修司氏の上演した演劇の忠実な上演・再現から、オリジナルの作品上演まで、幅広く公演を行っております。

旗揚げ初期は寺山修司演劇を離れてのオリジナル作品を多く上演。イギリス・エジンバラのフリンジフェスティバルで『ＳＵＮＡ-砂漠の動物園-』にて、日本人初のフリンジ・ファースト賞受賞。1991年にジャパンフェスティバルに参加要請があり『リア王』を上演。好評によりシェークスピア生誕地・エイボンにて日本人初の演劇上演を果たすなど、海外に於いても高い評価を受けております。また、愛知万博では日本国パビリオン『瀬戸日本館』の常設展示劇『一粒の種』の演出を手掛けたり、青森市、松山市の要請で市街劇『人力飛行機ソロモン』の上演など、国内に於いても精力的な活動を行っております。
劇団創立30周年を迎え、より一層の活動拡大の為に、特定非営利活動法人の認可を受け、法人化致しました。劇団の代表的な作品に『奴婢訓』という作品があり、寺山修司氏の天井桟敷時代から継続して海外・国内にて多数上演しており『世界のベストプレイ』とも言われております。

2003年　4月 パルコ劇場30周年記念公演『青ひげ公の城』演出・音楽 （三上博史・荻野目慶子・秋山菜津子・河原雅彦等出演）

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