昭和４８年、法正寺住職である初代理事長が当市の水害による高齢者の被害状況を目の当たりにし、高齢になっても安心して暮らしていけるよう願いを立てて社会福祉法人を設立した。初代理事長亡きあと、その妻である２代目理事長が後を継ぎ、事業を拡大。現在、その子である理事長が後を継いで事業展開している。昭和４８年に社会福祉法人を設立し、翌年に養護老人ホーム慈照園開園、昭和５９年には広島県内で４番目のデイサービス事業所アソカの園と特別養護老人ホームルンビニ園を開設。短期入所事業も同時期に開始した。平成２年には在宅介護支援センター、ホームヘルパー派遣事業を開所。平成３年にショートステイの専用居室を増設。平成４年、相部屋だった養護老人ホームを入居者のために全個室化にする。平成５年にはケアハウス菩提樹開園。平成８年、地域に開かれた施設のため地域交流ホーム設立。平成１１年には広島県北部地区で初めての認知症対応型グループホームゆうばえ、翌年に居宅介護支援事業所めぐみ、ヘルパーステーションルンビニを開所。平成１４年にデイサービスセンター、居宅介護支援事業所、自立支援型グループホーム十日市慈照園を市街地に開所。平成１７年には市内に認知症対応型グループホームふの慈照園開所。平成２１年には小規模多機能型居宅介護事業所すいれんおよび特別養護老人ホームすいれんを開所。平成２３年９月には、レッドコードやリハビリマシンを設置しリハビリに特化したデイサービスセンターデイセンターいこいと介護保険を使わない介護予防を目的とした健康づくりセンターいこいを開所し現在にいたる。

この理念をもっとうに、高齢者福祉を実践するため、地元である山家町で入居施設の養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、短期入所事業所、ケアハウス、認知症グループホームの事業を行い、在宅サービスもデイサービス、ホームヘルパーの事業を、そして相談業務である居宅介護支援事業所を展開して、何らかの支援の必要な高齢者に対して福祉サービスを行っています。また地域に開かれた事業所をめざし、地元の福祉まつりに参加したり、町内の道路端に落ちているごみの清掃、菖蒲の咲く６月には菖蒲祭りや秋には運動会や野外パーティーを開催し、地域住民への福祉の啓発、理解を広める活動をしております。
これらの事業所では、年々高齢化が進むにつれ、病気になられる方も多くおられます。福祉と医療の連携は大切なことでありますので、利用者が病気になっても安心して生活できるようにと病院も隣接しています。普段からの利用者様への健康維持のための診療はもちろんのこと、利用者の急変時にも各事業所の相談員が病院の相談員と連携をとり、安心した環境を整えております。
このような事業所がある山家町は、町中よりすこし山手に入った遠い場所にありますが、当法人のもつ福祉・医療の機能をもっと多くの住民に活用していただくために、市内の町中での事業展開をし、デイサービス、ヘルパーステーション、小規模多機能型居宅介護を様々なニーズに対応するため設立しております。

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