府中愛児園の創立は遠く昭和初期（昭和２年）にさかのぼる個人による府中で最初の幼児教育が開設された。現在の京王線府中駅に隣接して園舎が建っていた園舎は生垣で囲まれ園庭からは１時間に２，３本位の電車に乗り降りする人を垣根越しに見ることが出来た。
この頃幼稚園に入園できたには資産家の子供達ばかりであった。女子は袴姿にあみ上げの側靴、男子は詰襟の別服であった。
昭和２年、戦争が激しくなり１月より９月まで事業を休園その中で８月１５日の終戦をむかえた。父親は戦地から帰ってこず、母親が一家を養うため働きに出なければならなかったため子供達は野放し状態で町にはふれていた。そのため再度事業を開始した。
昭和２０年度の歳入総額は１，３９０円でした。昭和２１年７月２日東京都長官、安井　誠一郎あてに社会事業法等２条による届出をする。
昭和４１年府中駅周辺が開けていくにつれ子供の生活環境にふさわしくなくなってきたため、個人善意により府中市宮町１丁目から現在地（八幡町３丁目）に移転した。その影は、隣家のご協力とご好意よるものが大きかった。
昭和４２年新天地にて事業開始、定員１１５名となり昭和５６年１月分園と統合するため又定員を増員するため増築工事を開始する。
　昭和５６年４月定員１６１名でスタートする。スタートと同時に乳児保育指定、特別保育開始、障害児保育開始。
昭和５８年４月２６日推進していた法人立になる。法人認可時の資産、基本財産　３８，０３７，９８５円　運用財産　１５，５２７，６７１円　合計　５３，５６５，６５６円
資産はすべて寄付好意によるものである。
　
　

１　乳児保育（昭和５６年開始）
　　当時としては画期的な事でしたが女性の社会参加の機会増加し就労形態にも変化が出てきたため。
２　特別保育（昭和５６年開始）
　　当時の保育園の開所時間は、８時３０分～５時まででしたが、１時間の開所延長を致しました。
３　障がい児保育（昭和５６年開始）
　　（障害も命の重みに変わりなし、おのれさとすも空風やまず）
　　今から２０数年前、ある在園児の母親が２人目を出産後、なかなか情報が無く気にかけていたところ数日後園庭で母親を見かけ声をかけたところ、母親がその場で泣き崩れてしまい話を聞いてみたところ生まれた子供がダウン症だったとうったえて来ました。ここから愛児園の障がい保育がスタートしました。
４　一時預かり保育事業（平成４年）
　　核家族化が進み、子供と母親とだけで日々過ごすうちに出てくる様々な弊害に目が向けられつつある中、在宅支援のひとつとして事業を立ち上げました。スタート時こそ少人数の利用者でしたが現在では短期間就労者の利用者が多くそのたいはんは、長期間働きたいが保育所の入所が出来ない方が７０％を越している状態である。
５　延長保育事業（平成５年）
　　経済の著しい成長に伴い女性の社会進出も増加しそして男女雇用均等法が出来て女性の地位も向上し育児休暇制度も定着し現在の開始時間では対応出来ないという相談を受け１０時までの延長保育のため園舎の改修工事を着手した。
６　子育て広場
　　平成８年在宅親子に対し「地域に開かれた子供と親」の施設利用開始。
　　公園デビュー、育児不安など核家族化が進む中で起こる様々な問題が生じ育児や子育ても不安を持つ保護者が気軽に相談できる場、親子で安心して楽しく遊べ、子育て中の保護者同志仲間作りが出来る場を目的に愛児園子育て広場をスタートさせた。
７out of suhool care
延長保育が始まった頃から「卒園したらどこに子供達を預けたら仕事を継続できるだろうと」学童は５時までだし、そんな不安な保護者の顔に出会うたびに事業の必要性を感じ立ち上げた事業である。現在の登録者は７０数名日々の利用児童は３５名程度である、２台の車を使い１５所の学童、保育所に迎えに行っている。

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