「精神障がいを克服した人たちが社会復帰できるように」と願う遠軽地方精神障害者家族会が１９８８年に「さわやか共同作業所」としてスタート。国、北海道、遠軽地域３町（遠軽町・湧別町・佐呂間町）、　３町社会福祉協議会等からの補助金と一般住民の寄付金を受け運営を開始した。
　廃食油石けんづくり、喫茶店・楽楽、農作業など「急がずゆっくり」を合言葉に事業を拡大し、２００３年度からは遠軽町地域生活支援センターの運営を請け負う。任意団体ので資産管理や予算処理が追いつかなくなったことから、２００４年にＮＰＯ法人へと移行しました。
　また、障がい者の生活支援としてグループホームの開設や地域のニーズにより、隣町の湧別町に第２作業所「ＴｏｎＤｅｎ」を開所、さらに、2013年には就労継続支援Ｂ型事業所さわやかを立ち上げるなど、みんなの「さわやか」を目指しています。

　現在さわやかでは遠軽地域３町から約６０名が通所し、廃食用油によるリサイクル石けんづくりやさわやか農園、喫茶楽楽の運営、手造り味噌・豆腐作り、公共施設の清掃、地域活動支援センターさわやか・ＴｏｎＤｅｎなど「急がずゆっくり」を合言葉にしながら、自我の確立を目指している。
　昨年３月からは「就労継続支援Ｂ型事業所さわやか」を開所し、利用者は各作業を通じて、物を作る喜び、働く喜び、生きる喜びを得ながら、各イベント等に積極的に参加し、地域住民と深く関わりあっている。
　また、地域生活支援事業や相談支援事業、グループホームの運営など、地域における「共生」の輪を広げている。

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