さまざまなこころの問題を抱えた方々がもっと気軽に相談に来て頂けるようにという思いから、精神医療、教育現場などで専門職として勤務している臨床心理士７人で立ち上げた団体。自分たちの経験と知識を生かし、既存の組織内ではできにくい多方面にわたる地域貢献活動を、ＮＰＯとして自発的に企画し実践している。

団体立ち上げの準備中の2011年3月に東日本大震災が起き、発足後一番の仕事となったのが、震災により静岡県内に避難している家族への支援事業「ＯＨＡＮＡ」である。震災から２年半経過した現在までに、述べ３００人近い方々がＯＨＡＮＡの交流活動に参加され、避難地での絆づくりをしていただいている。今後も継続する予定である。

また、紹介などを通じて個人のカウンセリングや心理検査の依頼も徐々に増えて来ている。家族や職場などの人間関係のお悩み、うつ病など精神疾患についてのお悩み、子育てのお悩み、発達障害に関する相談、引きこもりのお子さんを持つ家族の相談、など、幼児から成人、老齢期までと幅広い心理相談に対応している。また、２年目以降、行政や教育機関などへの協力依頼も受け、幅広い活動を展開している。

① 県東部地域の行政機関,教育機関,精神保健福祉機関への協力支援
　（静岡県ひきこもり相談員の派遣、市町の乳幼児健診への協力、就学指導委員会への参画、その他の臨床　心理的なｱﾄﾞﾊﾞｲｽ、子育てやメンタルヘルスに関する講演会の講師派遣など）
②東日本大震災被災避難者への支援活動「ＯＨＡＮＡ」
　（交流活動、無料相談、母親の就労を支援するための長期休みの子どもの預かり事業、ストレスについての　勉強会など）
③心理サービス事業
　（個人相談者へのカウンセリング、心理検査）
④教育啓発事業
　（各種研修会、援助職のケース検討会、市民公開講座の開催）
⑤児童福祉法に基づく障害福祉サービス事業（準備中）
⑥ 障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス事業（準備中）

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