病院経営に携わるなかで、地域住民より高齢者施設の設置について強い要望があり、医療と福祉の連携の必要性を感じました。その後、松山市より社会福祉法人の設置認可があり、以後１２年間、地域への密着を旨として活動してきました。その結果、当初デイサービスの定員は３５名でスタートしましたが、現在５５名で活動しており、ショートステイの利用率もほぼ１００％と地域の要請に応えております。また、市と福祉避難所の契約を締結するなど、地域福祉の拠点として活動しております。

特養は従来型５０床とユニット型特養３０床を用意して、入居者の多様な選択が可能となっております。また、ショートステイの利用率も高く、デイサービスも定員５５名と活発に活動しており、ヘルパーステーションも重度障害者への派遣に注力しております。平成27年5月1日より地域密着型特養を開設し、ショートステイ、小規模デイサービスを併設して、地域住民の期待に応えております。

施設での看取りを希望する入居者様やご家族が増えてきています。個別ケアの延長がターミナルケアと考えており、私達は入居者様がご家庭の延長のケアを当施設で受けれるよう、ケアプランを計画し、ご本人の意思確認に努めています。あくまでも入居者様が主体であり、地域が主体の施設づくりを目指しています。今後は地域密着型の施設建設を通じて地域住民に安心を提供していきたいと考えております。

昭和４７年より開業の土橋共立病院が設立母体であり、医療面のバックアップは万全であります。

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松山市高齢者福祉連絡会、全国社会福祉法人経営者協議会