当法人は、現在法人本部のある名古屋市中区新栄3丁目地区において住宅改良運動に取り組んできた前理事長が、高齢化の進む地域住民のニーズを先取りする形で平成元年に設立し、第一種社会福祉事業として特別養護老人ホームと、それに併設して第二種社会福祉事業として老人デイサービスセンターとショートステイを運営する「ユートピアつくも」を平成3年に開設し、都市中心部における施設として注目の中スタートした。
開設当初より高齢者福祉施設としてはもとより、地域の交流拠点として地域住民の期待も高く、法人としても地域に開かれた施設としての運営方針を打ち出してきた。
具体的には、町内会長や民生委員等で構成する住民自治団体と連携し、ボランティアの方々の協力も得て、喫茶サービスや食事サービス、無料の入浴サービスを「地域開放事業」として、市内で唯一の独自事業を実施してきた。
さらに平成12年からの介護保険制度の実施に伴い、名古屋市から地域型在宅介護支援センターを受託し、専任の相談員を配置して地域住民の様々な相談に応じてきた。
平成11年には、名古屋市守山区にデイサービス・ショートステイ・ケアハウスを併設した特別養護老人ホーム「ユートピア第2つくも」を開設。平成17年には増床し、利用者定員156名、デイサービス利用者定員39名と名古屋市内でも最大規模の老人福祉施設となった。これらの諸事業を展開する中で地域における多様な社会資源の活用や、ネットワークの構築におけるノウハウを着実に蓄積し、平成18年には現住宅圏域において地域包括支援センターの運営を開始するなど、効果的な活動している。

平成3年の事業開始以来、地域密着型の老人福祉施設として施設の地域開放を積極的に推進し、平成4年からは地域開放事業として地域の在宅高齢者を対象に週2回の無料入浴サービスと週1回の食事サービス（一部本人負担）を実施している。
短期入所や通所介護等の介護サービス事業や居宅介護支援事業に加え、施設の持つ機能を可能な限り地域で活用していただけるよう、行政・社協をはじめ地域の各種団体、関係諸機関との連携・交流を密にし介護者教室等の開催や年間行事・クラブ活動への地域住民の参加等、住民参加の施設づくりを推進し住民福祉の発信基地を目指した活動を行っている。

高齢化が進む中で、永年親しんだ家、住み慣れた地域で生活していただくために「地域包括ケアシステム」の施策が進んでいる。九十九会ではその地域の拠点となるべく社会、地域貢献を第一に考えている。よって、九十九会は職員一人ひとりに知識と技能を兼ね備えた高い専門性を養うことに注力をし、あわせて今以上に人間愛の心も育てていく。法律その他に基準を遵守し多くの皆様方に愛され、信頼される法人を目指す。

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名古屋市老人福祉施設協会

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指定介護老人福祉施設等会計処理等取扱指導指針

特になし