子ども、青少年、教育・学習支援、地域・まちづくり、文化・芸術の振興、環境・エコロジー、国際交流

特定非営利活動法人宙塾(以下宙塾)は、地域の教育力を生かして世に役立つ人材を育てることを目的にしています。
地元の専門家たちにより、2000年12月に設立されました。
宙塾は自然の調和を学ぶ青塾、文化の心を学ぶ栄心塾、学習補助部門あすか塾の3部門に分かれます。青塾、栄心塾は主に土日に親子参加型で学校ではなかなか学べない体験学習の場を提供しています。また、いろんな世代の方々ともにまちづくりや環境改善運動にも取り組んでいます。

高度経済成長により戦後の日本は経済的にも科学技術的にも目覚しい発展をとげてきましたが､その反面で､経済をあまりに重視し､あるいは便利さや能率のよさをあまりに追求したために、人間の心の教育がおろそかになってきたのではないでしょうか。
環境問題は企業や消費者を始め社会全体のモラルの問題としてとらえる必要があると思います｡また､昨今自分勝手な行動をとる子どもや人との関り方のまずい子ども、イライラした子どもや怯えている子どもが増えてきています｡もっといろんな興味のあることに時間をかけて没頭したいのに､学校や塾の宿題やクラブ活動に追われて､何もできない状態に追い込まれていることもその原因のひとつでしょうし、子ども達全体が､あまりに躾や他人を思いやる心や礼儀というものに対して､ほったらかされているからではないかとも思います｡
今の子ども達は接する人間は限られてきて､価値観も押し付けられた良い生徒､良い子どもを強いられています｡これでは､その子たちの感性は広がりにくいし､それぞれの個性を生かして好きなことに没頭してものを学んでいくという機会が大きく失われていきます｡それがたとえ自分の職業につながらなくても､あるいは経済的な基盤をもてるものでなくても､一番感性の鋭い子どものころこそ無駄でもよいから好きなことを心をわくわくさせて学んでほしいのです｡それが子ども達の心の安定と自信につながるし、自分でものごとをつくりあげたり育てたりする訓練にもなると思います｡
それと同時に､これからの教育にとって必要なことは､単に教科教育の平均的な基礎学力の向上のみならず､より総合的な広い視野に立って行うということです。「今の社会はどんなことが問題になってくるのか」､「これからどんな研究が必要なのか」､「われわれのライフスタイルをどのように変換していくべきなのか」など､そんなことを自分なりに考えることのできる子どもに育っていってほしいのです｡
人類や地球の大きな転換期に差し掛かっている２１世紀はそういう大きな視野を持って創造的な仕事をする人がどんどん育っていかなければならないとも思っています｡心がおおらかで正しく美しい心を持った人間が育つと､自然と正義感や使命感に燃えて世のため人のために良い仕事をしようと考えるものです｡
時間に追いたてられ、身の保全や経済的保証や社会的地位の確保だけを考えた狭い価値観で育てられた子ども達は、せっかく持って生まれたさまざまな可能性を大きく失わされているのではないでしょうか｡激動の時代を誰もが予測している現在､心美しく創造性豊かな時代の担い手がたくさん育っていってほしいものです｡そのためには学習塾ももっと学校や地域社会や行政と連携しながら､本当の意味で総合的教育を考えていくことができるような広義の役割を果たす教育機関にならなければならないと考えています｡私は今までの教育者としての仕事の方向性を保ちながら、その活動範囲をもっと広げて、地域の方たちみんなで子ども達の住みよい環境作りを目指そうと考えています。
従来からの環境活動である菜の花プロジェクトに加え行政や他団体との協力体制も視野にまちづくりプロジェクトにも活動を広げています。

平成22年10月～24年3月
公募提案型奈良まほろばふるさと雇用再生特別対策事業として委託を受ける
※緊急雇用井対策事業

奈良市立小学校、幼稚園（大和の国・菜の花エコプロジェクト）

4月

認定なし

 

 

未実施