高齢の聴覚障害者の福祉を考えることを目的に設立した。
一般の高齢者は、地域の集会所、デイサービスなど利用できる福祉サービスがあるが、高齢の聴覚障害者は手話通訳、要約筆記通訳を聞きつけた必要とするが保証されていないため各種の福祉サービスを利用できにくい実態がある。
びんご地方（広島県東部地域）では、６５歳以上の聴覚障害者が１００人以上いるが、介護保険のデイサービスを利用しているのはわずか１人。施設職員とのコミュニケーションが出来ない、高齢者同士のコミュニケーションが出来ない、歌や音楽などのレク活動が面白くないなどの理由から、はじめから介護認定を受けようとしない。そのため、聴覚障害の高齢者は引きこもりがちになっている。
高齢聴覚障害者の豊かな長寿を支援するためにどのようなことができるか、模索しながら活動している。

びんご地方（広島県東部）各市の聴覚障害者団体（ろうあ協会・難聴者協会）と支援団体（手話サークル・要約筆記サークル）の代表者が役員になっている。高齢の聴覚障害者の社会参加の場が限られているという課題をどう解決していくか話し合いを重ねている。
２０１３年１１月から、「集いの広場　すまいる・びんご」を開設する。
高齢聴覚障害者が自由に集まって、聴覚障害者同士で心身の健康を保持する活動が出来る場となるよう取り組んでいる。

びんご地方（広島県東部）は福山市、尾道市、府中市、三原市、神石高原町、世羅町の４市２町。
この地域のろうあ協会、難聴協会、手話サービス、要約筆記サークル、全団体はは２０１１年から「びんご聴覚障害者防災連絡協議会」（任意団体）を結成し、聴覚障害者の防災事業に取り組んできた。今回、高齢者の問題を解決するため、２０１３年５月にＮＰＯびんご聴覚障害者福祉協会を結成した。将来的には、重度・重複聴覚障害者の問題にも取り組む予定。

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