施設長は保健師として保健所、介護保険課など勤務し退職しました
その後嘱託職員として大分市の障害福祉課に勤務し、事業所から提出された障害者のサービス計画を確認していました。
　サービス計画を見ながら自分ならこのような関わりをしていきたいなど、思うようになり就労施設を開設したいと強く考えるようになりました。
様々な理由で外に出ることが困難な方々を対象に、少しでも力になり充実した生活が送れ生きていて良かったと感じる施設にしたいという思いから就労施設を開設しました。
　施設を開設するのなら農業を主体に行い、自分たちで育てた野菜を利用し昼食は野菜多めで薄味の料理を提供したいと考えていましたので早めにＮＰＯ法人を立ち上げ農地を借りて農作物が育つように準備しました。
施設利用者は高血圧、糖尿病など生活習慣病を持っている方が多いため、管理栄養士の職員が塩分や脂質控え野菜多めの昼食を提供しています。利用者の５０％以上の方が体重減少や検査数値が改善しています。
利用者の4名以外は精神障害者のため、他の施設を利用できなかった方が紹介され利用していますが少しずつ利用日数や利用時間が増えてきています
施設を利用することで生活が充実し自分に自信ができ就労への意欲ができるように支援していきたいと考えています。

　 就労移行支援事業、就労継続支援B型事業の中で生活を整え、就労に必要な知識・能力・社会知識の習得のための支援を行っています。
　利用者は精神障害を患っている人が７６％います。そのため毎日利用できない人のためには、午前のみや午後のみの利用又、週一日からの利用にも対応しています。最近は一日利用できる人が少しずつ増えてきています。また、生活リズムが壊れないように、月曜日から金曜日まで祝日も開設しています。
　内職作業はヒューズの糊付け・はんだ付け・旅行セットや化粧品サンプルの袋詰め等様々な作業を行っています。
　内職は工賃が安いため、施設外の作業にも力を入れています。
　電気メーターの分解作業や、コーヒー関連会社での袋詰め作業、平成29年度からは大分県庁より委託を受け、緑のカーテンの維持管理をしました。

　施設の近隣に農地もあり、季節に合わせた野菜の植え付け、手入れ収穫を行っています。
できるかぎり農薬などを使用せず、安心で安全な野菜を提供できるよう努力しています。
収穫した野菜は市内の食堂や販売店にも出荷しており、出荷の際の選別や袋詰め等も利用者が行っています。

　野菜はそのほかにも施設での昼食にも使用され、栄養価の高い季節の野菜をたっぷり使用した栄養バランスの良い薄味の食事を提供しています。

　昼食づくりも、調理の得意な利用者は野菜を切ったり、盛り付けしたり、様々な作業を行っています。

　このような作業の中から利用者の方は自分の適性に合った作業を見つけ、働く喜び、意欲を養うよう支援しています。

　特に力を入れていることを引き続き行い、利用者が少しずつステップアップできるよう努力していきたいと考えています。
　そのためには職員の支援内容の向上が大切ですので、関わりで気になったことなど即対応できるようにしています。又、職員が本人の状況の変化にすぐ気づくような力をつけ主治医との連携を大切にしたいと考えています。
　利用者、職員それぞれの良いところを見て行くようにし、人間関係を大切にしてここを利用して良かったと感じてもらえる施設作りを考えています


地域の方々との触れ合いも大切にしながら、コミュニケーションをとることの楽しさ等も、
利用者に身に着けていただきたいと考えています。

　株式会社オリエント、株式会社キャリン、株式会社島田商店、社会福祉法人太陽の家、株式会社三洋産業、有限会社椎原漬物店からの業務委託実績。

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