一般社団法人波之上会は、平成２０年４月２０日に法人を設立し、翌年4月1日に鹿児島県大隅半島西部に位置する鹿屋市に
・住宅型有料老人ホーム「風の舞」
・訪問介護事業所「風の舞訪問介護センター」
・通所介護事業所「風の舞デイサービスセンター」
を開設いたしました。
ここ鹿児島県大隅半島は、県内においても貧困・僻地の地域であり、それが故、生活保護世帯を始め低所得者でも入居可能な施設の要望が続いております。特に日常的に医師のバックアップが必要な高齢者の入居希望が多くおられます。それらの方々の要望に可及的に答えるべく当施設を創るに至りました。
当施設の行動理念である
①　ヒトの生命・人格に敬意を表し（生命と人格の尊重）
②　自己の弛たゆまぬ啓発・修養を計り（自己啓発と修養）
③　地域の保健・福祉・医療・教育等に献身を誓い（地域立脚）
④　広く世に通じる活動を指向して有為の人材を育成する（敷衍性の志向）
の４つの理念を掲げ、日々自己研鑽を怠らず習得した知識・経験を活かし、人としての尊厳を尊重するサービス提供に努めています。

住宅型有料老人ホーム「風の舞」　 55床：入所施設
通所介護事業　　　　「風の舞デイサービスセンター」（定員25名 ） 職員7名
訪問介護事業　　　　「風の舞訪問介護センター」　　　　　　　　　職員5名

医療、看護、介護、福祉、住居、生活サービスを24時間・365日継続して提供できる体制を敷き、第５次介護保険事業計画の目玉である地域包括ケアシステムを構築しています。今回の住宅型有料老人ホームの設立により経済的困窮者も救済できるような料金体制も設定し、誰もが平等に医療、看護、介護、福祉、生活サービスを享受し温もりのある環境で安寧な生活が送れるように配慮した運営を行います。
また、介護サービスのうち「食事・排泄・入浴」の三大介護サービスをサポートすることが利用者にとっての本当の介護であるのかいつも疑問を持っています。そこに付加要素として普段通りの生活ができるようにサポートすることが大切だと感じています。家族とふれあい・人とふれあい・自然とふれあい、毎日を楽しく生活すること、これを達成するため外出するということが有効的だと思います。これを実現するため福祉車両の整備は必要であると感じています。高齢者が自力で移動するのが困難である方にとって福祉車両によって外部とのつながりを維持し、買い物・娯楽・他施設との交流など行動範囲の幅が広がることは今後の福祉車両の必要性とともに介護事業の発展に期待するものと思います。私たちが暮らす大隅西部地域は特に交通の便も悪く、また高齢者の割合も年々増加しています。当施設のデイサービスセンター・訪問介護ステーションでの福祉車両は必要不可欠ではありますが、今後の取り組みとして福祉有償運送事業許可申請の検討をしております。

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パンフレット