代表者東良二は33年間のサラリーマン人生を終え、2009年から３年間札幌市の受託事業「社会的課題解決推進事業」に従事。高齢者の働く場所作りを推進する。その後生活協同組合法人の職員として介護員養成教室を帯広に創設。採算割れが続き撤退決定。引き継ぎを兼ねてNPO法人を立ち上げ現在に至る。少子高齢化社会が猛スピードで進んでいる。ここ帯広市を中心とした十勝地域でも例外ではない。介護施設はどんどん建設されているが、そこでの働き手は増えないばかりか、離職が多く、減っている。介護施設によっては、介護職員の確保ができず、悲鳴すら聞こえそうな状態である。そんな中で、介護施設オーナー、介護福祉士、看護師等が理事となり介護員養成教室の継続の要請を受けこの法人を立ち上げた。設立以来、介護の担い手を育てようと、介護施設に勤務できる介護員をひとりでも多く排出する目的で教室を運営している。学校法人に頼るのではなく、理事自ら教壇に立ち、ひとりでも多くの若者が介護職に希望と誇りを持って、務めれるよう指導している。また一方では、若者だけに介護をお願いするのではなく、高齢者自らが、高齢者を見守る、いわゆる元気な高齢者が、障害をもった高齢者を介護することも必要ではないかと考える。現在介護施設との情報交換を密にとり、人材の適材適所をこころがけている。そのことにより、若者が働きたい施設、高齢者でも働ける施設など色分けにより離職を防ぐ。

＜介護の担い手事業＞
１．介護職員初任者研修事業
２．介護職員実務者研修事業

＜介護施設支援事業＞
１．介護施設でのクラッシック演奏会開催
＜子ども支援事業＞
１．学校の授業や、一般の塾などの学習についていけない子の学習指導を実施している。また障害　　のある子どもたちの学習指導にも力をいれている。
２．また教える講師も教職退職者など高齢者が携わり、高齢者の働く場所作りも兼ねている。
＜高齢者の働く場所作り＞
1．高齢者の就労、学習を目的とした場所づくり。
2．介護施設への就労支援
3．民間シルバーセンターづくり

現在介護に従事する人が少なく、介護施設の人材確保が悩みとなっている。
そのため海外からの人材を受け入れている施設も増えている。
そんな時代の流れを受け止め、的確な事業展開を目指す。

法人創立2年目。使い古された言葉であるが、「高齢者による、高齢者のための、高齢者事業」をめざす取り組みを推進している。元気な高齢者が、弱い高齢者の面倒をみる。そんなあたりまえのことをとおして、高齢者自らが課題を解決し、自立した世代を形成して行く。それが高齢者支援協会の役目である。

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