Improve Children's Future (任意団体)
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団体ID |
1925289546
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法人の種類 |
任意団体
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団体名(法人名称) |
Improve Children's Future
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団体名ふりがな |
いんぷるーぶちるどれんずふゅーちゃー
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情報開示レベル |
![]() |
第三者認証マーク |
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団体の概要 |
私たちは鹿児島大学医学部の学生を中心に、鹿児島市医師会病院理学療法士(社会人)、鹿児島大学教育学部学生等(総勢31名)によって構成されています。活動は主に次の2つがあり、どちらも病院に長期間入院する小児(患児)を対象としています。
①患児が映像を通じて学校のクラスメイトと一緒に授業を受けられるようにする(病院と教室をつなぐ)取り組み ②患児が自然体験や社会体験などの様々な体験映像を見ることで、健康な子どもと同じ体験を病室にいながら疑似体験できる(病院内自然体験)システムの構築 ①病院と教室をつなぐ取り組みについては、病院、小学校、及び鹿児島市教育委員会の承認・協力を得て、2016年11月12日に第1回の映像授業を実施しました。授業は院内学級(患児2名)と小学校の教室(児童23名)をテレビ会議システムでつないで行いました。また2017年5月より鹿児島大学病院にて同様の取り組みをスタートさせました。 ②病院内自然体験については、2017年10月14日に鹿児島大学病院小児科病棟にて「病院内自然体験」の取り組みを実施しました。入院中の25名の子ども達が親御さんと一緒にこの企画に参加し、病院内で大自然を体験しました。 この団体の代表(発案者)は、薬剤師・医学博士であり、現在鹿児島大学医学部医学科に所属する山本道雄(34歳)が務め、副代表は鹿児島市医師会病院理学療法士 川元美佳(33歳)が務めます。またボランティアのメンバーには医療や教育に携わっている(またはそのような職業を目指している)者が多く、困っている人の役に立ちたいという志の高い者が集まってこの団体が形成されています。 |
代表者役職 |
代表
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代表者氏名 |
山本 道雄
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代表者氏名ふりがな |
やまもと みちお
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代表者兼職 |
医学部学生
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主たる事業所の所在地 |
郵便番号 |
890-0073
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都道府県 |
鹿児島県
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市区町村 |
鹿児島市
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市区町村ふりがな |
かごしまし
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詳細住所 |
宇宿1-14-30サウスウィンドM&M105
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詳細住所ふりがな |
うすき
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お問い合わせ用メールアドレス |
yamasan_midori@yahoo.co.jp
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電話番号
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電話番号 |
080-5436-6121
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連絡先区分 |
自宅・携帯電話
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連絡可能時間 |
10時00分~23時00分
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連絡可能曜日 |
月 火 水 木 金 土 日
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備考 |
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FAX番号 |
FAX番号 |
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連絡先区分 |
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連絡可能時間 |
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連絡可能曜日 |
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備考 |
-
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従たる事業所の所在地 |
郵便番号 |
890-0073
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都道府県 |
鹿児島県
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市区町村 |
鹿児島市
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市区町村ふりがな |
かごしまし
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詳細住所 |
宇宿1-14-30サウスウィンドM&M105
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詳細住所ふりがな |
うすき えむあんどえむ
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URL |
団体ホームページ |
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団体ブログ |
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X(旧Twitter) |
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代表者ホームページ(ブログ) |
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寄付 |
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ボランティア |
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関連ページ |
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閲覧書類 |
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設立年月日 |
2016年9月1日
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法人格取得年月日(法人設立登記年月日) |
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活動地域 |
県内
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中心となる活動地域(県) |
鹿児島県
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最新決算総額 |
100万円未満
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役員数・職員数合計 |
0名
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所轄官庁 |
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所轄官庁局課名 |
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活動分野 |
主たる活動分野 |
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子ども、保健・医療、教育・学習支援、学術研究(文学、哲学、教育学、心理学、社会学、史学)、学術研究(医学、歯学、薬学)
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設立以来の主な活動実績 |
【活動実績】
2016年11月12日に第1回の「病院と教室をつなぐ取り組み」(映像授業)を実施しました。授業は鹿児島市立病院院内学級(患児2名)と鹿児島市立中洲小学校の教室(児童23名)をテレビ会議システムでつないで行いました。また2017年5月より鹿児島大学病院にて同様の取り組みをスタートさせました。 【設立の経緯】 私は鹿児島大学病院において、ある6歳の少年に出会いました。彼は小学校に入学する直前に白血病と診断され、それからすぐに1年間の抗癌剤治療が必要であると判断されました。既にランドセルも買ってあり、彼は小学校へ行けることを楽しみにしていましたが、抗癌剤による治療の間は免疫力が著しく低下する(風邪を引いただけでも生命の危険を脅かされる状態)ため学校へ行くことはできず、それから半年経った今でも彼は入院生活を送っています。 小児期に発症する白血病や悪性腫瘍では、抗がん剤の治療の目的で年単位の入院治療が必要となることがあります。例えばこの少年のような白血病は、現在80%以上の確率で治癒しますが、約1年間の抗癌剤による入院治療が必要です。入院している間はもちろん学校に通うことはできません。学校に行けなければ、勉強ができないだけでなく、クラスの中での集団行動を学ぶ機会は全くありません。また入院患児の多くは、生活する場所がベッドということもあり、物事に取り組む意欲が少なく、1日中ベッドの上でゲームばかりして過ごしています。私が出会った少年も様子を見に行くといつも寝転がってゲームをして、興味を持って何かを学ぼうとしている姿を見ることはほとんどありませんでした。 そこで入院している子どもが病室にいながら、自分が通うはずだった学校の授業に参加することができたらどんなに良いことだろうと考えました。このような考えから、「病院」と「教室」を映像でつなぎ、双方向のコミュニケーションが取れる状態で病院の患児が授業に参加する、という取り組みを行おうと考えました。 これにより、入院患児も健康な子どもと同じようにで手を挙げて発言したり、クラスメイトの顔が見えて一緒に課題に取り組んだりもできます。入院患児にとって自分と同い年の子どもの学校での姿を見ることはとても良い刺激になります。またクラスの子ども達にも良い影響があります。自分と同い年の子どもが病気と戦っていることや、それに立ち向かう医療に触れることができる初めての機会となります。 小児期の脳は多くの物事を吸収します。脳の発達を考える上でも非常に重要な小児期の1年間をどのように過ごすかは、その子どもの将来に大きく影響します。この企画は、病気で学校に行けない子ども達の未来を変えるきっかけになる取り組みです。 この企画を実現するべくボランティアを募った所、上記のような多くの方々が協力してくださることになりました。これがこの団体の設立の経緯となります。 【代表者略歴】 2008年 福山大学薬学部 卒業(薬剤師免許取得) 2010年 横浜市立大学大学院医学研究科修士課程 修了 2013年 日本学術振興会特別研究員採用 2013年 横浜市立大学大学院医学研究科博士課程 飛び級修了(医学博士号取得) 2013年 鹿児島大学医学部医学科 学士編入学(現在に至る) |
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団体の目的
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この団体の目的は「病気で入院している子どもが健康な子どもと同じ体験をできるような環境を創ること」です。具体的には次の2つの活動を行っていきます。どちらも病院に長期間入院する小児(患児)を対象としています。
①患児が映像を通じて学校のクラスメイトと一緒に授業を受けられるようにする(病院と教室をつなぐ)取り組み ②患児が自然体験や社会体験などの様々な体験映像を見ることで、健康な子どもと同じ体験を病室にいながら疑似体験できる(病院内自然体験)システムの構築 ①はプロジェクターとスクリーンを使って「病院」と「教室」を映像でつなぎ、双方向のコミュニケーションが取れる状態で、病院の患児が学校の授業に参加するという取り組みです。②は入院中外に出ることができない患児が、映像により様々な自然体験や社会体験を病室にいながら体験することができるという取り組みです。 これらの取り組みが実現すれば、患児は入院している間も様々なことを学ぶことができ、それにより多くの刺激を受け、また退院した後も小学校に復学し易くなる等、病気で入院していることが患児の精神的な発達・心の成長において不利益とならないようにすることができると考えています。 ②については、実際に2017年10月14日に鹿児島大学病院小児科病棟にて「病院内自然体験」の取り組みを実施しました。入院中の25名の子ども達が親御さんと一緒に参加し、病院内で大自然を体験しました。 |
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団体の活動・業務
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この団体が行う主な活動内容は次の5つです。
A. 小学校、病院、教育委員会などの関係者とのやりとり B. プロジェクター、スクリーンの設置・調整 C. PCの設定(Skype, Google hangout, 1-meetingなどの設定) D. 授業進行の手伝い、患児・生徒のケア E. 病院内自然体験システムの構築 <A.−D.に関してボランティアスタッフが実際に行う業務の詳細> ○映像をつないで行う授業の頻度: 2017年4月〜2018年3月(月1回第2土曜日の午前中) ○活動を行う場所: 鹿児島市立病院、鹿児島大学病院、鹿児島市立中洲小学校を始めとする鹿児島市内の小学校 ○必要となる機材: (病院側)PC×2(教育委員会学習情報センターより提供)、プロジェクター×2、スクリーン×2 (学校側)PC×2(教育委員会学習情報センターより提供)、モニター×1 ○活動内容の詳細: 映像の接続は基本的にはSkype, Google hangoutで行います。もしそれらが途切れたときには1-meetingをすぐに起動するようにします。映像はプロジェクターとスクリーンを2セット用いて大画面に映し出します。病院、小学校の両現場にはボランティアスタッフ数名が常に待機しており、問題が起こった際には臨機応変に対応します。2017年4月からは、中洲小学校、及び院内学級でこの授業を年間のカリキュラムに組み込んでもらい実施していきます。 ○個人情報に関して: この企画で知り得た、入院患児、小学校の児童やその他の患者に関する全ての情報に関して、絶対に外部や知人等に漏らさないように注意を徹底しています。 ○院内での注意点: 鹿児島市立病院では院内学級が小児科病棟にあるため当日の立ち入りは小人数で行います。また小児患児に対して、及び病棟内のその他の患者への感染防止を心がけ、マスクを装着し、手指消毒を徹底するよう指導しています。 <E.に関してボランティアスタッフが実際に行う業務の詳細> ○院内自然体験映像の内容の例は、「森の中を散策し昆虫を見つける」、「海辺をあるいて貝殻や泳いでいる魚を見る」などの自然体験や、「渋谷の街を歩いてみる」、「工場でお菓子が製造される過程を見学する」などの社会体験を考えています。今後ボランティアスタッフが行う具体的な内容は、主に映像の撮影、映像の編集など。 |
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現在特に力を入れていること |
現在、病院と教室をつなぐ取り組みの活動を軌道に乗せ、毎月コンスタントに実施して行けるように調整しています。ボランティアの人数も毎月増えており、マンパワーとしては鹿児島市立病院だけでなく鹿児島大学病院でも同じ取り組みが実施できるようになりました。しかし市立病院での取り組みを行うための機材は揃っていますが、大学病院で行うための機材が足りておらず、ボランティアスタッフ自身の私物を使用しなければならない状況であり、これを改善するべく動いています。また教育委員会、小学校、病院の三者の間には様々な規則や条件が混在しているため、三者とのやり取りをしていく際には慎重に物事を進めなければならず、それもまたこの企画の複雑で面白い点でもあると考えています。
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今後の活動の方向性・ビジョン |
病院と教室で授業をつなぐこの取り組みが全国に広がって行くようにと考えています。そのために全国の大学病院や長期入院患児がいる病院で、この取り組みを誰でも行えるように現在詳細なマニュアルを作製しています。マニュアルができ次第、全国の国立大学の医学部の学務・医学生と連絡を取り、この取り組みを一緒に行わないか持ちかけてみたいと考えています。
また、病院内自然体験についても、システムが完成し次第全国の大学病院や子ども病院に周知し、長期入院している小児が病室で様々な体験を日々できるようにしていきたいと考えています。体験の仕方にも工夫を凝らし、魚眼レンズ型プロジェクターやドーム型スクリーンを用いて、より臨場感のある映像体験ができるよう、それらの設備を病院や施設に導入して行きたいと考えています。 さらに今後、この企画を「入院中の小児の教育に関する研究」や「医療と教育の連携に関する研究」などに結びつけたいと考えています。先日実施した第1回の映像授業の際に、授業後1週間で患児の勉強や遊び、治療への積極性がどのように変わったかを患児の親、院内学級の先生にアンケートをとって調べています。この結果を集計・解析し、この取り組みの効果を分析したいと考えています。 医師や看護師等の病院側から見た入院患児の発達や、小学校の先生のような教育に携わっている方々から見た入院患児の成長について、また未だうまく連携が取れていない医療と教育がどのようにしたらもっと密接に連携して行けるかを研究していきます。この研究が実現すれば、医療・教育の双方にとって非常に価値のある研究成果が得られるのではないかと考えています。 |
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定期刊行物 |
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団体の備考 |
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助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績 |
実績なし
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他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績 |
実績なし
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企業・団体との協働・共同研究の実績 |
実績なし
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行政との協働(委託事業など)の実績 |
実績なし
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