■設立経緯
　　私たち豊岡市民は、半世紀におよぶコウノトリ野生復帰の取り組み、数々の水害被災体験を通じて、「命」　と深く向き合ってきました。特に、平成16年の台風23号による被災、平成17年の歴史的なコウノトリの放鳥　　では、強く「命」について考えました。
　　そこで私たちは、市民の立場で命に目を向け、全ての命が輝く地域社会の実現を目的に「コウノトリ豊岡い　のちのネットワーク」を設立しました。
■活動実績
　2011年
　　・災害復興支援プロジェクト　
　　　　宮城県七ヶ浜町へ復興支援ボランティア　８月
　　　　仮設住宅へ「いのちの宅配便」（野菜、お米等）８月～１１月定期的に送付
　　・ひきこもり・不登校等を支えるプロジェクト　　
　　　　ひきこもり・不登校の若者への支援、相談等開始
　　・食育・農育支援プロジェクト
　 　　　コウノトリいのちネットお料理の会　１１月～３月　計９回
　　・シンポジウム開催　１月　活動発表・意見交換等　２００名参加
　2012年
　　・ひきこもり・ニートなど支援プロジェクト（４月～３月）　　　
　　　　相談・居場所・交流スポットの設置（５月から）
　　　　ひきこもり・ニート等を支える座談会開催　１月（１５機関、関係者５２名）
　　　　相談者４５件、居場所８名、就職・進学３名
　　・災害復興支援プロジェクト　
　　　　宮城県七ヶ浜町へ復興支援ボランティア（４７名）８月
　　　　仮設住宅へ「いのちの宅配便」（野菜、メッセージ等）８月～３月定期的送付
　　・食育プロジェクト　コウノトリいのちネットお料理の会　１１月～１月　計６回
　　・農育プロジェクト　｢いのちの学校｣開催　４月～１１月（５地区）　
　　・シンポジウム・講演会開催　１月　シンポ、震災講演会等　３３０名参加
　2013年
　・ひきこもり・不登校等を支えるプロジェクト
　　　　ひきこもりの相談実績：実人数９３人、　若者の居場所利用実績：実人数１５人、
　　　　親の会３５人（毎月２回）、若者の会１０人（毎月１回）　就職５人、高校復学６人、
　　　　大学入学３人　
　・災害復興支援プロジェクト
　　　　宮城県七ヶ浜町へ復興支援ボランティア（7月26日～28日に実施）　
　　　　定期的に励ましメッセージ送付
　　　　仮設住宅へ安全･安心の野菜を送る「いのちの宅配便」（５回実施）
　　・農育プロジェクト（子ども対象とした安全･安心の野菜つくり）
　　　　４地区でいのちの学校（無農薬・減農薬、有機栽培）
　　・食育プロジェクト（地産地消、食の大切さを啓発）（６実施）　　　　　　　　　　

■代表者略歴
　　1984年4月　（株）ウエスコ（旧西日本建設コンサルタント）入社
　　2011年6月　　コウノトリ豊岡いのちのネットワーク設立に参加
　　2011年12月　 NPO法人コウノトリ豊岡いのちのネットワーク理事
　　2013年６月　　NPO法人コウノトリ豊岡いのちのネットワーク理事長

①ひきこもり、不登校、生活の荒れた子どもや青年への支援。
②環境創造型農業に取り組む豊岡の野菜・米などを被災地に届ける災害復興支援。
③食農教育、環境教育などを含むいのちの教育への支援。
④コウノトリ育む農法など安全安心な農の拡大と地産池消の推進への支援。
⑤いのちを守る防災教育、防災活動への支援。

　台風２３水害（１０年前）で全国から支援をいただいた地域、一度絶滅したこうのとりを甦らせた町や地域、いのちの教育者「東井義雄先生」の生誕地、互いの顔が見えてつながりの強い地域、「人と人の絆を深め、いのちも輝かせる」ことを目的に４つのプロジェクトを行っている。互いのプロジェクトは強い連携を保ち行っている。ひきこもりがちな若者がいのちの学校で野菜作りをして被災地に送ったり、自ら復興支援ボランティアに参加している。

無