昭和61年4月1日に香川県が建設した「香川県身体障害者総合リハビリテーションセンター」を社会福祉法人香川県身体障害者総合リハビリテーションセンター事業団が委託を受け運営を開始した。設立当初は、「重度身体障害者更生援護施設（入所50名、通所10名）」
「身体障害者福祉センター」「肢体不自由児施設（入所77名、通園50名）」「身体障害者医療センター（入院４０床）」の施設であった。香川県下の障害児・者の中核施設として、医療・福祉・社会参加の場の提供を行ってきた。
　平成18年度からは、香川県から7年間の指定管理を受け、施設名称を「かがわ総合リハビリテーションセンター」と変更し、新たなスタートを切り現在に至っている。
　肢体不自由児施設は「こども支援施設」として入所定員を25名に減員し、障害者自立支援法に基づく「療養介護施設」（20名）を平成20年に開設し、18歳を超えた重度心身障害者を受け入れる体制を整えた。
　重度身体障害者更生援護施設は「成人支援施設」と名称を変更し、障害者自立支援法の施行に伴い、自立訓練（機能訓練・生活訓練）、就労移行支援と施設入所支援に再編成し、身体障害者だけでなく知的障害者・精神障害者も利用できるようになった。
　また、身体障害者医療センターは「リハビリテーション病院」と名称を変更し、平成20年11月に回復期リハビリテーション病棟の届け出を行い、平成21年4月から回復期リハビリテーション病棟（38床）と障害者施設等入院基本料算定病棟（31床）に病棟再編を行った。

成人支援施設では障害者自立支援法に基づく自立訓練（機能訓練・生活訓練）、就労移行支援と施設入所支援を行っている。また、短期入所及び日中一時支援事業も実施している。
　自立訓練（機能訓練）は定員44名で身体機能や日常生活動作などの訓練を行うことで、地域で自立した社会生活ができるよう支援している。自立訓練（生活訓練）は定員12名とし、日常生活能力の向上や社会参加を支援している。就労移行支援は定員24名とし、就労を目的に、パソコン技術習得支援や軽作業、実習等の職業訓練を行っている。施設入所支援は定員40名とし、通所利用が難しい利用者に、訓練期間中の夜間の生活場を提供している。また、生活の中で入浴、更衣、トイレ等の自立に向けて支援を行っている。
　福新センターでは在宅の障害者及び高齢者を対象に、社会参加の促進と可能性の追求を目標に、スポーツ・文化活動・ＩＴ活用・在宅就労、福祉用具等の情報、貸館やイベント企画による活動拠点づくりや交流の場作りを行っている。
　こども支援施設は、入所定員25名、通所定員35名の児童福祉法に基づく肢体不自由児施設である。施設入所は主に契約制度で運用されているが、入所部門には療育困難事例等の措置入所もある。学齢児は、隣接している養護学校に在籍し教育を受けている。
　療養介護施設は入所定員20名の障害者自立支援施設である。18歳以上の医療的ケアを必要とする重症心身障害者を対象として、機能訓練、医療上の管理、看護、医学的管理下で行われる介護、日常生活支援を行っている。
　リハビリテーション病院では、回復期リハビリテーション病棟（38床）と障害者施設等入院基本料算定病棟（31床）を所有し、障害者のみならず高齢者を含めた一般患者の病気の治療を行っている

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