Ｈ23年6月から唐津の障害のある方の働く場、居場所状況の調査を始めました。唐津市役所、手をつなぐ育成会（親の会）、特別支援学校等に協力をもらい調査を行うと、市内の福祉施設の定員が115名に対し、利用者数は、157名で定員を大きく超過している事が分かりました。また、唐津市の障害福祉施設等の利用者は、96名、それ以外の61名の方は、市外の福祉施設等を利用している事も明らかになりました。このような状況を踏まえ、障害者の就労のばづくりを目的に平成23年11月にNPO法人の認可を取得。理念や授業内容の検討、事業所の建設、器材の購入並びに広報活動等を行い、H24年4月に就労継続支援B型事業所として県の認可を取得しました。同年5月には「みんなが笑顔になる北波多のパン屋さん」を目標にスタッフ3名、利用者3名、地域ボランティアと共に店舗オープンを迎えました。






　井田基貴（いだ　もとき）
　学歴：西九州大学健康福祉学部社会福祉学科卒業
　　　　九州環境福祉医療専門学校精神保健福祉士通信学科卒業
　資格：社会福祉士国家資格
　　　　精神保健福祉士国家資格
　　　　介護支援専門員資格

障害のある方23名と共に唐津市北波多という地でパン屋さん（就労継続支援Ｂ型事業所）を運営しています。現在、障害者（難病含む）3名、精神障害者13名、知的障害者7名が利用登録し、一日約16名の利用者と共に活動しています。社会福祉士や精神保健福祉士、介護福祉士、調理師を配置しており、パンの製造及び販売を通して社会的自立を支援しています。店舗販売も行っていますが、公官庁や高齢者施設等約20ケ所に移動販売しています。また、イベント開催や小学生や障害児を対象にパン教室の開催も行い、地域福祉に貢献できるように努めています。また予想以上の利用者の増加とともに作業探しが急務となり、今年4月からは県の委託で公共職業安定所や労働基準監督署の清掃作業にも取り組んでいます。

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