高齢者、福祉、地域・まちづくり

我が国は、世界でも生活水準の長寿を達成するとともに、人口の高齢化が急速に進んでおりますが、反面独居高齢者の増加、女性の社会進出の進展等により、家族介護力は弱まっており家族介護者に過剰な負担が強いられ、介護に対する不安は老後の最大の問題となっています。こうした背景のもと、高齢者の保健・福祉サービスの着実な推進を図ると共に介護に対する不安を解消するため介護を社会的に支え、地域の実情に応じたサービス供給体制の確立を図り、更に生きがいづくりへの積極的な対応が重要な課題となっています。これからの高齢者の保健・福祉は居宅と施設サービスを有効に利用していくことが求められています。世の人々が望む施設の在宅化に合致するのがケアハウスと考え、社会福祉法人を設立しケアハウス海王を開設するに至りました。

「ケアなしハウスからケアハウスへ」
　ケアハウスを開設して丸8年。
入居者の平均年齢と共に介護度もＵＰ。
殆どの利用者が自立・支援レベルで、施設内での生活を利用者の自主性を尊重し任せていられたケアなしハウスはもう過去の話。ケアを必要とする利用者の割合が急速に増えてきている。
今後は、ケアを必要としないレベルの維持にケアハウス（施設）主導で介護予防に取り組み必要がある。
年齢と共に身体レベルの低下は否めないが、ケアハウスでの生活レベルを維持する努力は必要。しかし利用者にはその意識が希薄。介護予防の必要性を説き様々のイベントへの参加を勧めているが成果は今ひとつ。
閉じこもりがちな利用者を何とか外へ出したいを考えてはいるのだが、ここに問題が、当施設のある地域は市街中心部から離れており、公共交通機関の数も少ないため、受診及び簡単な買い物にもタクシーを利用しており、高齢者にとっては大きな痛手となっている。これが理由で積極的に外に出ない人も見受けられます。

4月

 

 

認定なし

 

 

未実施