芸大の建築学科を卒業した後、ハウスメーカーで設計営業を約4年、その後企画デザイン会社に約11年、工業デザイン会社に約7年に在籍し役員まで務めた後独立しました。当初は、建築関係企業とのノウハウをベースにビジネスを展開していましたが、約７年程前に住友林業との間伐材を活用したエコ家具の開発に関った折に環境や地域問題への意識が高まり、大阪市立大学の社会人大学院で研鑽を積み修士取得。そして、在学中に出会った製炭業にその可能性を見出し二次創業を決意します。高槻を中心とする天王山地域の荒廃竹林材をサントリーと連携し地域資源循環事業をスタート。また、独自の粉炭温水ボイラーの開発にも大阪府の地域創造ファンドの支援を得て汎用化し、現在能勢町と京都嵯峨野の水耕栽培農園で稼働中です。更に現在では、バイオマス電気エネルギー事業へのアプローチを進めています。

主たる業務としての製炭業では、破砕材や農業残渣等を原料とする粉炭と各種間伐材や剪定材を原料とする燃料炭の二種類を製造販売。一方の未利用バイオマスエネルギー事業としては、汎用機化に成功したオリジナル商品である粉炭温水ボイラー（温水器）の拡販だけでなく、新たな「循環型炭化力発電システム」の事業化に向け粉炭温水ボイラー（温水器）の大型化だけでなくバイナリー発電機メーカーとの連携や販路開拓等、事業化に向けた様々なアプローチを進めています。
高槻バイオマス粉炭研究所としては、各地から持ち込まれる各種の未利用バイオマスの炭化試験を行いその利用方法等を提案。また、様々な研究機関や大学等との連携を図り、炭化資材の可能性を探っています。

三木商工会議所　「刈芝再利用研究会」における芝炭の精製
大阪府環境農林水産総合研究所　粉炭の地域物産「若ごぼう」への実証試験
富山市ファミリーパーク　「梨の剪定材」製炭試験
新宮エナジー　「籾殻炭」製炭試験

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