神戸大学人文学研究科地域連携センターは、代表者である奥村弘をはじめとする神戸大学大学院人文学研究科教員の阪神淡路大震災時の地域歴史遺産の保全や地域歴史遺産の活用のなどの活動経験を活かし、2002年に大学の歴史文化に関する知的資源を地域社会に提供することで、地域の歴史的環境を活かした街づくりを援助していく事業、阪神淡路大震災の記憶を未来につなぐための震災関係資料の地域での保存活用支援事業を進めてきました。兵庫県や県内の基礎自治体である神戸市、尼崎市、姫路市、明石市、三田市、小野市、加西市、丹波市、朝来市、篠山市等と多様な連携事業を展開するとともに、近世の村レベルの地域団体との連携にも進めています。震災資料については、神戸市、兵庫県の文書館、人と防災未来センターと協力して、保存活用のための実践的な研究をすすめています。歴史文化を活かした国立大学の地域連携事業のモデルとなっています。

1)自治体・地域住民と連携した新たな自治体史編纂や地域歴史博物館形成事業。
2)自治体・地域団体・NGOと協力による地域の歴史遺産の保全事業。
3)阪神・淡路大震災資料の保存活用事業。
4)兵庫県内の大学、自治体、地域団体による歴史文化遺産活用のための機構の構築。
5)地域歴史遺産を地域で守り、まちづくりに活かせる人材育成事業。

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