子ども、高齢者、地域・まちづくり、環境・エコロジー、経済活動の活性化、観光、その他

当法人の目的として、次のことを定款で定めております。
この法人は、養老牧場並びに、馬と不特定多数の人とのふれ合いを通じ、地域貢献、環境保全、教育、ホースセラピー等の公益に寄与することを目的とする。

当牧場では、繋養している馬のために飼料を自給することを始めました。現在はまだ購入した飼料と自給した飼料を混合したものを与えていますが、より安全・安心な飼料を与えたいと思い、コスト減の効果も考え、徐々に自給飼料へと移行しております。
また、『子どもの健全育成を図る活動』として、乗馬体験・ふれ合い体験に力を入れております。健全な人間の心と体を育てるために、動物とのコミュニケーションを持つことはとても価値のあることです。海外では、動物介在療法や受刑者矯正プログラムとして既に実施されております。
馬と直接ふれ合うことにより、テレビや本では感じられない温もりや柔らかさを実感してもらうことが出来ます。犬や猫と違い、日本では馬は身近な動物とは言えません。普段身近でない動物にふれ合うことは、また違った感想を持つことも期待出来るでしょう。心が柔軟な子どものうちに、様々な経験をし、色々なことを吸収することはとても大切なことです。
実際のふれ合いと並行して、学習の場の提供として子ども向けアニメ・紙芝居の制作をしております。オリジナル紙芝居を作成し、音楽や映像を付けてＤＶＤ化したものを、子どもたちを牧場に招いたり、保育園などに慰問した際に上映する予定です。オリジナル紙芝居に共通するテーマは『命の大切さ』。鑑賞後に、感想や考え、思いなど話し合う場を設けることにより、命の教育にしたいと考えています。現在、２本のＤＶＤが完成しておりますが、更に２０本程度の作品を制作していく予定です。
子ども向けの作品と同様、大人に向けてのメッセージ発信も必要と考えております。現在、蹄鉄アート作品・たてがみ等を使用したストラップの販売を行っていますが、今後、カレンダー・ポストカード・タオルなど、試作を重ねた上で、新たな商品を生み出していく計画も議場に上っております。

２０１２年３月、ＮＰＯ法人引退馬協会さんとの協力により、サラ系全国最多勝利馬オリジナルステップが高知競馬場から入厩致しました。
競馬場で競走馬として在籍している間、馬には馬主さんがいらっしゃいます。競走馬を引退し登録抹消される場合、種牡馬となるなどの一部を除き、多くの馬主さんが馬を手放します。馬主さんが手放した馬たちは、乗馬クラブへ行くか、処分されてしまうか、ごく稀に個人の方が新しい馬主となることもあります。オリジナルステップも引退後馬主さんに手放され、ＮＰＯ法人引退馬協会さんが入厩先を探しておりました。オリジナルステップは長く高知競馬場に在籍した馬ですので、調教師・厩務員・ファンの皆さんのお気持ちもあり、高知県内で余生を過ごさせてあげたかったという思いもありました。千葉県に拠点を置くＮＰＯ法人引退馬協会さんとの協働により、当牧場に入厩する運びとなったのです。
また、フェイスブックを通じてお知り合いになった動物保護団体『ニャンとかなるワンの会』との交流も始まりました。扱う動物は違えども、お互いに協力し合えることはあると思われます。イベントの計画等、月に一度は会合を持ち、情報交換をしながら話し合いを進めております。
他にも、お祭りや様々なイベントでのふれ合い体験依頼がございます。今後、様々なＮＰＯ法人・市民活動団体とも協働する機会は増えてくると思われます。

２０１２年度、当時の市長とジョン万プロジェクト代表（当法人）が話し合いの場を設けましたが、大きなプロジェクトのため、現在は足踏み状態が続いております。高知県の地域振興の担当者からは、「良い試みだと思うので、是非、市の方で協力し推進していってほしい」とのお言葉を頂きました。今後、また折を見て、土佐清水市・高知県への働きかけを行っていく予定です。
２０１３年３月２５日、中国地方最後の福山競馬場が廃止されました。約３８０頭在籍した馬のうち一頭でも養老馬として預かることは出来ないかと、２月下旬・３月下旬の２回、営業に出向き、事務局の方・馬主の方・調教師さんなど、様々な方にお会いし、お話を伺うことが出来ました。結果的には一頭の入厩にも結びつきませんでしたが、地方競馬場の置かれた現状・そこに関わる方々の思いなどを知ることが出来、今後の養老牧場経営に役立てることが出来ると思います。

 

 

 

認定なし

 

 

未実施