アジア太平洋地域の18カ国・地域は、同地域における寄港国検査（PSC）の協力に関する合意（MOU）を締結し、共通の基準でPSCを実施しています。当該合意は、1993年に東京で最終的に策定されたため、Tokyo MOUと呼ばれています。
　Annual Report 2011は、Tokyo MOUに基づく2011年の活動状況を紹介するものです。具体的には、18カ　国・地域で構成するPSC委員会や技術作業部会の審議結果、加盟各国が共通の基準でPSCを実施できるように行っている研修やセミナーの開催状況、加盟各国が行ったPSCのデータ、PSCデータによる旗国や政府代行機関の格付け等が記載されています。
　因みに、2011年にはTokyo MOUの下で個別船ベースで15,771隻が検査されましたが、アジア太平洋地域に入域する船舶数の約68%に当たります。また、旗国の格付けに関して、シエラレオ―ネ、パプアニューギニア及びグルジアが最も成績が悪い国とされました。

報告書

事業成果物名	Annual Report 2011
ファイル	形式：PDF　容量：1MB