事業成果物名

平成26年新春講演会 プログラム、講演録

団体名

事業成果物概要

1.事業名 基盤整備

2.目的
 九州圏における交通及び観光の振興と近代化を図るための事業を行い、もって地域経済の均衡ある発展に寄与し、あわせて民生の安定に資することを目的として次の事業を行う。
(1)交通及び観光の振興と近代化に関する調査研究
(2)海運及び流通関連施設の整備(コンテナ及びシェルター等の整備)
(3)機関誌の発行(年3回)
(4)講演会の開催(年1回)
(5)九州運輸コロキアムの開催(年4回)
(6)海事振興セミナーの開催(年2回)
(7)企業経営基盤強化等セミナーの開催
(8)日韓クルーズ・定期旅客船活性化フォーラムの開催
(9)次世代の海事産業を担うことになる小中学生等への啓発活動
(10)九州の物流の製作
(11)九州の交通・運輸に関する統計の整備
(12)産学連携強化促進懸賞論文の募集

3.事業内容
(1)当センター組織運営の維持

(2)大規模災害時における港湾物流事業者等の事業継続計画策定促進に関する調査
 九州は海に囲まれ多くの港湾や離島を有するため、地震・津波などの大規模災害等発生時に、限られた経営資源で最低限の事業活動を継続ないし早期に再開できるようにすることを目的としたBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)を策定しておくことが有効であるが、その策定状況等の実態が把握できていない状況にあるため、本調査により、九州におけるBCPの策定状況を把握するとともに、策定に向けての課題等を把握することを目的として調査を実施し、報告書にとりまとめ、HP上で公開する。

(3)小型高速旅客船省エネ運航調査(委員会運営)
 小型高速旅客船の運航面から省エネを図るため、調査研究を実施し、これにより高騰している燃料油対策を進め、経営コストの削減の促進を図ることとする調査委員会の運営を行う。

(4)機関誌の発行
 交通及び観光に関する情報等を収集して、編集、発行し、賛助会員、海運・流通関係団体、九州運輸局及び図書館等に配布することにより、情報の提供及びサービスの向上を図る。
 ・ 機関誌九州うんゆジャーナルVOL.98 (2013年 7月10日発行) 1,020部
 ・ 機関誌九州うんゆジャーナルVOL.99 (2013年12月10日発行) 1,010部
 ・ 機関誌九州うんゆジャーナルVOL.100(2014年 3月10日発行) 1,000部

(5)講演会の開催
 交通及び観光の振興と近代化に資するため、毎年、九州各県のトラック協会との共催で講演会を開催しているが、今年度は(公社)鹿児島県トラック協会との共催で新春講演会を開催する。
 ①平成26年新春講演会
  開催日時:2014年1月28日(火) 13:30~15:30
  場所:鹿児島市 ホテルホテルウェルビューかごしま
  参加者数:115名
 <第1部>
  講師:日本銀行鹿児島支店長 中田勝紀氏
  テーマ:本年の経済見通し
 <第2部>
  講師:(一社)日本物流団体連合会 理事長 大庭靖雄氏
  テーマ:物流と新型インフルエンザ

(6)九州運輸コロキアムの開催
 講師を招いて交通・運輸全般について情報提供を行い、テーマに沿って参加者が自由、活発な討議、対話を行う場として九州運輸コロキアムを開催する。
 ①第47回九州運輸コロキアム
  開催日時:2013年5月30日(木)13:30~15:30
  場所:大分市 大分センチュリーホテル
  講師:(株)フェリーさんふらわあ 代表取締役社長 興村明仁氏
  テーマ: フェリーによる九州・大分県への誘客/観光振興について
       ~瀬戸内海の再評価と船旅と観光のコラボ~
  参加者数:103名
 ②第48回九州運輸コロキアム
  開催日時:2013年9月4日(水)13:30~15:30
  場所:福岡市 ホテルセントラーザ博多
  講師:いすみ鉄道(株) 代表取締役社長 鳥塚 亮氏
  テーマ :発想の転換が公共交通再生の道 ~いすみ鉄道の再生を通じて~
  参加者数:118名
 ③第49回九州運輸コロキアム
  開催日時:2013年10月17日(木)13:30~15:30
  場所:福岡市 ハイアット・リージェンシー・福岡
  講師:国土交通省総合政策局物流政策課企画室長 佐藤久泰氏
  テーマ:総合物流施策大綱(2013~2017)について
  参加者数:82名
 ④運輸政策コロキウム *(一財)運輸政策研究機構との共催
  開催日時:2014年3月5日(水)14:00~17:00
  場所:福岡市 ソラリア西鉄ホテル
  参加者数:356名
 <第一部>
 (講演)
  講師:国土交通省九州運輸局企画観光部長 橋本昌典氏
  テーマ:九州における国際観光の現状について
 (研究報告)
  報告者:(一財)運輸政策研究機構運輸政策研究所研究員 栗原 剛氏
  テーマ:地方におけるインバウンド観光の実態と効果に関する研究
      ~九州3市の外国人観光消費調査を踏まえた考察~
 <第二部>
 (パネルディスカッション)
  コーディネーター:(一財)運輸政策研究機構運輸政策研究所長 杉山武彦氏
  パネリスト:
  淑徳大学 経営学部観光経営学科 教授 廻 洋子氏
  (公財)九州経済調査協会理事長 森本 廣氏
  (株)JTB九州 コミュニケーション事業部長 松田秀一氏
  指宿白水館取締役営業本部長 下竹原利彦氏
  国土交通省九州運輸局企画観光部長 橋本昌典氏
  (一財)運輸政策研究機構運輸政策研究所研究員 栗原 剛氏
  テーマ:九州のインバウンド観光発展に向けて

(7)海事振興セミナーの開催
 海事振興を目的として、地域の要望に沿った海事振興セミナーを開催する。
 ①第12回海事振興セミナー
  開催日時:2013年7月1日(月)13:30~15:30
  場所:福岡市 ホテルセントラーザ博多
  講師:内閣官房総合海洋政策本部事務局長 内閣審議官 長田 太氏
  テーマ:新海洋基本計画と海事産業 ~新しい海洋産業の創出と振興~
  参加者数:94名
 ②第13回海事振興セミナー
  開催日時:2013年7月29日(月)13:30~15:30
  場所:福岡市 ハイアット・リージェンシー・福岡
  講師:国土交通省 運輸安全委員会 事務局長 玉木良知氏、席船舶事故調査官 金子栄喜氏、門司事務所所長      大山繁樹氏、長崎事務所事故調査調整官 牧島陽一氏
  テーマ:九州地方における船舶事故について ~船舶事故ハザードマップから見る船舶事故発生状況~
  参加者数:159名

(8)企業経営基盤強化等セミナーの開催
 変化する経済情勢等を踏まえた企業の経営基盤の強化につながる最新の情報等の提供するため、時宜に応じたテーマ・内容によるセミナーを関係業界団体と連携して企画・開催する。
【旅客航路事業企業経営基盤強化等セミナー】 *九州旅客船協会連合会との共催
  開催日時:2013年5月23日 14:00~15:15
  場所:福岡市 ホテルセントラーザ博多
  講師:(独)海上技術安全研究所研究統括主幹工学博士 田村兼吉氏
  テーマ:小型高速旅客船の省エネ対策の推進~小型高速旅客船省エネマニュアルを作成~
  参加者数:45名
【内航海運事業企業経営基盤強化等セミナー】
 *九州地方海運組合連合会、全国内航タンカー海運組合西部支部との共催
  開催日時:2013年5月29日 14:00~16:00
  場所:福岡市 福岡合同庁舎九州運輸局10F 中会議室
  参加者数:68名
 <第一部>
  講師:国土交通省海事局参事官 清水一郎氏
  テーマ:内航海運における船舶管理のあり方について
 <第二部>
  講師:(株)Aシップ 代表取締役 牧田敬典氏
  テーマ:内航海運船舶管理会社設立・運営について
 <参加者との意見交換会>
  船舶管理会社3社( ㈱Aシップ、熊本マリン・ロジスティックス㈱、㈱シークレスト )
【物流事業企業経営基盤強化等セミナー】*国土交通省九州運輸局、九州地方倉庫業連合会との共催
  開催日時:2014年2月14日(金)13:30~16:00
  場所:福岡市 ハイアット・リージェンシー・福岡
  参加者数:75名
 <講演Ⅰ>
  講師:TOTO(株)上席執行役員物流本部長 加藤正行氏
  テーマ:TOTOの物流革新とこれからの日本の物流革新に期待するところ
 <講演Ⅱ>
  講師:(株)キョーワ 代表取締役社長 城野隆行氏、福岡支店営業推進室 坂本信武氏
  テーマ:(株)キョーワにおける物流効率化について~事業者から見た物流総合効率化法~

(9)日韓クルーズ・定期旅客船活性化フォーラムの開催
 2013年9月に開催された日韓海運協議の場で「福岡市で本年12月に、日韓間のクルーズ及び定期旅客航路の活性化を目的としたフォーラムを開催すること」が決定されたことにより、クルーズ振興のためのフォーラムを開催する。
*国土交通省(海事局、港湾局、九州運輸局、九州地方整備局)、観光庁、韓国海洋水産部、福岡市、(一社)日本外航客船協会、九州クルーズ振興協議会と共催
 開催日時:2013年12月17日(火)14:00~17:00
 場所:福岡市 ハイアット・リージェンシー・福岡
 参加者数:110名
 (セッション1)「日韓両国のクルーズの振興策について」
  ①日韓両国のインバウンド政策について
  ②日韓両港湾におけるクルーズ客船誘致について
  ③日韓クルーズ事業について
  ④ディスカッション 
 (セッション2)「日韓両国の旅客定期航路事業の振興策について」
  ①日韓両港湾における旅客定期航路に基づく地域振興策について
  ②日韓両旅客定期航路事業について
  ③日韓両旅行会社における旅客定期航路利用客の振興策について
  ④ディスカッション

(10)次世代の海事産業を担うことになる小中学生等への啓発活動(海の子育成)
 九州の海事関係産業は重要な産業であるにも拘わらず、市民の間では若年層にいたるほど、その重要性の理解が薄れつつある状況を踏まえ、市民の認識や評価、さらには将来当該産業を支える優秀な人が集まるような活動を積極的に行っていくことが必要であることから、「九州海事産業次世代人材育成推進協議会」と連携して、次世代社会を担うこととなる小・中学生を対象に、海事産業現場の見学会等を実施することなどにより、海事産業の重要性等の認識や理解促進を図る。
【海の子育成 海事施設見学会】
 ○実施日:2013年5月27日(月)9:20~15:00
  参加者:北九州市白銀中学校 生徒27名、教諭5名 計32名
  内 容:旅客フェリー船内見学、海事教室、冷蔵倉庫見学
 ○実施日:2013年6月4日(火)8:00~16:25
  参加者:荒尾市有明小学校 生徒24名、教諭2名 計26名
      玉名市玉名小学校 生徒18名、教諭2名 計20名 合計46名
  内 容:旅客フェリー体験乗船、海事教室、造船所見学
 ○実施日:2013年6月10日(月)8:40~16:30
  参加者:宇土市走潟小学校 生徒37名、教諭3名 計40名
  内 容:旅客フェリー体験乗船、海事教室、造船所見学
 ○実施日:2013年7月30日(火)8:10~16:20
  参加者:うきは市小学校教科研究グループ社会科部会 教諭13名
  内 容:造船所見学、船舶体験乗船、普通倉庫・コンテナターミナル見学
 ○実施日:2013年8月22日(木)11:20~14:00
  参加者:朝倉市中学校教科研究グループ社会科部会 教諭12名
  内 容:造船所見学、船舶体験乗船、普通倉庫・コンテナターミナル見学
 ○実施日:2013年12月12日(木)11:20~14:00
  参加者:久留米市金島小学校 生徒23名、教諭2名 計25名
  内 容:普通倉庫・コンテナターミナル見学
 ○実施日:2013年11月26日(火)13:30~16:00
  参加者:下関市神田小学校 生徒27名、教諭7名 計34名
  内 容:税関・入管業務説明及び入出国体験、旅客フェリー船内見学
【第3回九州UMIアカデミー】
 ○実施期間:2013年7月6日(土)~2013年10月12日(土)
  参加者:小学生25名、保護者25名 計50名
  ・実施日:2013年8月13日(火)
   内 容:マリーナ見学・職場体験、星を使った航海術の学習、貝殻を使ったフォトフレーム工作
  ・実施日:2013年8月27日(火)
   内 容:船の知識を問題にした「キッズふね検」を実施、海上保安部巡視船見学

(11)九州の物流の製作
 九州圏における貨物流動及び経済に関する統計資料をHP上で公開、また賛助会員等の希望者へCDに製作して配布する。

(12)九州の交通・運輸に関する統計の整備
 九州圏における交通、運輸に関する統計資料である九州運輸要覧をHP上で公開する。

(13)産学連携強化促進懸賞論文の募集
 大学においては、交通運輸経済(交通運輸産業)等に関する研究等が行われているものの他の産業(製造業、農業等)に比べて活発に行われているとは、また、行われていてもその成果が他の産業と比べ、十分に活かされているとは言い難い状況にある。このため、大学の研究機関等における交通経済に関する研究を促進するとともにその研究成果を交通運輸産業に活かすことにより、九州圏内の交通運輸観光並びに地域社会の活性化に寄与することを目的として、懸賞論文を募集した。本年度は8件の応募があり、審査委員会(2014年3月18日開催)において審査のうえ、以下のとおりに決定された。
 ○ 応募数 8件(内2件は各3名による共同執筆)
 ○ 最優秀賞 1名 
  ・長崎県立大学4年(経済学部流通・経営学科) 工藤勇歩氏
   テーマ 災害物流 -東日本大震災を例に-
 ○ 優秀賞 2名
  ・大分大学4年(工学部福祉環境工学科建築コース都市計画研究室) 水田拓希氏
   テーマ 大分市におけるバス停留所の整備状況の把握と整備基準に関する研究
  ・西南学院大学3年(商学部商学科) 黒瀬葉月氏
   テーマ 国管理空港の経営課題

助成機関

事業成果物種類

講演録

事業成果物

事業成果物名

平成26年新春講演会 プログラム、講演録

ファイル

形式:PDF 容量:340KB
事業成果物をダウンロードする

事業成果物名

平成26年新春講演会 プログラム、講演録

URL

  • 戻る