事業成果物名 |
2014年度基盤整備事業 講演会プログラム、講演録
|
||||||||
団体名 |
|||||||||
事業成果物概要 |
1.事業名
基盤整備 2.目的 九州圏における交通及び観光の振興と近代化を図るための事業を行い、もって地域経済の均衡ある発展に 寄与し、あわせて民生の安定に資することを目的として次の事業を行う。 (1)交通及び観光の振興と近代化に関する調査研究 (2)海運及び流通関連施設の整備(コンテナ及びシェルター等の整備) (3)機関誌の発行(年3回) (4)講演会の開催(年1回) (5)九州運輸コロキアムの開催(年4回) (6)海事振興セミナーの開催(年2回) (7)企業経営基盤強化等セミナーの開催(年2回) (8)次世代の海事産業を担うことになる小中学生等への啓発活動 (9)九州の交通・運輸に関する統計の整備 (10)バリアフリー啓発促進 3.事業内容 (1)当センターが行う調査研究事業、海運振興関連施設整備事業及び広報啓発等事業を実施していくための 組織運営の維持 (2)懸賞論文の募集 近年、交通運輸産業を取り巻く環境は、環境問題への対応、少子高齢化の一層の進展による労働者不足な ど厳しい状況が続いている。また、わが国の成長産業としてとらえられている交通運輸産業とかかわりの深 い観光産業においては、観光立国の実現に向けて官民一体となった取り組みが行われているところである。 他方、大学においては、交通運輸経済(交通運輸産業)等に関する研究等が行われているものの他の産業 (製造業、農業等)に比べて活発に行われているとは、また、行われていてもその成果が他の産業と比べ、 十分に活かされているとは言い難い状況にある。 このため、大学の研究機関等における交通経済に関する研究を促進するとともにその研究成果を交通運輸 産業に活かすことにより、九州圏内の交通運輸観光並びに地域社会の活性化に寄与することを目的として、 懸賞論文を募集したところ8件の応募があり、審査委員会(2014年12月18日開催)において審査のうえ、以 下のとおりに決定された。 ○ 応募数 8件 ○ 最優秀賞 1編 ・中村学園大学流通科学部 浅岡ゼミナール様(代表 馬場建彌様) テーマ:福岡市の観光活性化に関する調査研究~「博多部」の魅力を高めるための考察と提言~ ○ 優秀賞 2編 ・駒澤大学経済学部 松岡 遥様、堀 由樹子様、大澤佑介様、峯崎真実様 テーマ:アジア人リピーターによる地域活性化~東京から見た大分県観光地化の可能性~ ・西南学院大学商学部 古子未来様、尾崎梨花様 テーマ:ハーモニーランドをよくするために (3)船員職業に関する意識調査 九州海事産業次世代人材育成協議会では、メンバーである海事関係者(当センターもメンバーの一員)が連 携しながら、小中学生等を対象に、海事産業への理解促進さらには将来の海事産業への就職等に繋げるため に海運業・造船業・舶用工業・港湾運送業・倉庫業・海洋レジャーなどの海事産業関連施設の見学会や就業 体験などを実施し、海事産業についての情報発信や理解、さらには、将来海事産業への就職選択の促進のた めの活動を行っている。 九州・山口地域における海事産業次世代人材育成の取組が、開始後6年を経過するなかにあって、これまで の活動の成果について検証する必要があったことと併せ、この間の海事産業界における人材不足の課題、特 に内航船員の確保がより深刻化した課題となっていることから、実際に船員を養成する学校である「海上技 術学校」や「水産系高校」に入学した生徒が、どのような考え方を持って入学し、その考え方がどのように して形成されたのか等を把握し、今後の協議会の活動方針に反映していくことを目的としてアンケート調査 を実施し、結果をとりまとめ、ホームページ上で公開した。 (4)機関誌の発行 交通及び観光に関する情報等を収集して、編集、発行し、賛助会員、海運・流通関係団体、九州運輸局及 び図書館等に配布することにより、情報の提供及びサービスの向上を図った。 ・ 機関誌九州うんゆジャーナルVOL.101 (2014年 7月10日発行) 1,010部 ・ 機関誌九州うんゆジャーナルVOL.102 (2014年12月10日発行) 1,100部 ・ 機関誌九州うんゆジャーナルVOL.103 (2015年 3月10日発行) 1,050部 (5)講演会の開催 交通及び観光の振興と近代化に資するため、毎年、九州各県のトラック協会との共催で講演会を開催して いるが、今年度は(公社)大分県トラック協会との共催で新春講演会を開催した。 ①平成27年新春講演会 開催日時:2015年1月30日(金) 13:30~15:30 場 所:大分市 大分オアシスタワーホテル 参加者数:101名 <第1部> 講 師:日本銀行 大分支店長 秀島弘高氏 テーマ:本年の経済見通し <第2部> 講 師:国土交通省 総合政策局 物流政策課 課長補佐 土居佳以氏 テーマ:物流分野における労働力不足とモーダルシフトについて (6)九州運輸コロキアムの開催 講師を招いて交通・運輸全般について情報提供を行い、テーマに沿って参加者が自由、活発な討議、対話 を行う場として九州運輸コロキアムを開催した。 ①第50回九州運輸コロキアム 開催日時:2014年4月16日(水)13:30~15:30 場 所:福岡市 ハイアット・リージェンシー・福岡 講 師:(株)損害保険ジャパン 顧問 宿利正史氏 テ ー マ:ふるさと九州に期待する ~ 運輸・観光で問われる本気度と実行力~ 参加者数:195名 ②第51回九州運輸コロキアム 開催日時:2014年6月5日(木)13:30~15:30 場 所:福岡市 ホテルセントラーザ博多 講 師:国土交通省 港湾局 港湾経済課長 河原畑 徹氏 テ ー マ:最近の港湾行政の動向と九州地方の港湾の状況について 参加者数:113名 ③第52回九州運輸コロキアム 開催日時:2014年8月7日(木)13:30~15:30 場 所:長崎市 ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル 講 師:大阪府立大学大学院 工学研究科長・工学部長 教授 池田良穂氏 テ ー マ:東アジアにおけるクルーズの急成長と日本での戦略 参加者数:66名 ④第53回九州運輸コロキアム 開催日時:2015年3月25日(水)13:30~15:30 場 所:福岡市 ハイアット・リージェンシー・福岡 講 師:流通科学大学 商学部 教授 森 隆行氏 テ ー マ:内航海運の現状と課題 参加者数:133名 (7)海事振興セミナーの開催 海事振興を目的として、地域の要望に沿った海事振興セミナーを開催した。 ①第14回海事振興セミナー 開催日時:2014年6月18日(水)14:30~16:00 場 所:福岡市 福岡合同庁舎7階 会議室 講 師:大阪大学大学院 国際公共政策研究科 教授 赤井伸郎氏 テ ー マ:クルーズ船寄港による地域活性化 ~経済効果と取り組むべき課題~ 参加者数:58名 ②第15回海事振興セミナー 開催日時:2014年12月17日(水)13:30~15:30 場 所:福岡市 ハイアット・リージェンシー・福岡 テ ー マ:船舶関係ISO規格の動向と日本の対応 参加者数:94名 <第1部> 講 師:(一財)日本舶用品検定協会調査研究部 専任部長、 横浜国立大学統合的海洋教育・教育センター 客員教授 吉田公一氏 <第2部> 講 師:(一財)日本船舶技術研究協会 理事長 愛川展功氏 〃 常務理事 平原 祐氏 (8)企業経営基盤強化等セミナーの開催 変化する経済情勢等を踏まえた企業の経営基盤の強化につながる最新の情報等の提供するため、時宜に応 じたテーマ・内容によるセミナーを関係業界団体と連携して企画・開催した。 ①倉庫業企業経営基盤強化等セミナー *鹿児島県倉庫協会との共催 開催日時:2014年7月24日(木)13:30~15:30 場 所:鹿児島市 ホテルウェルビューかごしま 講 師:(株)日通総合研究所 教育コンサルティング部 シニアコンサルタント 矢野裕之氏 テ ー マ:倉庫業事業継続計画策定促進のために 参加者数:47名 ②港湾運送業企業経営基盤強化等セミナー *九州地方港運協会との共催 開催日時:2014年10月20日(月)15:00~17:00 場 所:北九州市 ステーションホテル小倉 講 師:(一社)日本港運協会 理事 小島繁夫氏 テ ー マ:事業継続計画(BCP)等策定促進のために~新型インフルエンザBCP策定等~ 参加者数:81名 (9)次世代の海事産業を担うことになる小中学生等への啓発活動(海の子育成) 九州の海事関係産業は重要な産業であるにも拘わらず、市民の間では若年層にいたるほど、その重要性の 理解が薄れつつある状況を踏まえ、市民の認識や評価、さらには将来当該産業を支える優秀な人が集まるよ うな活動を積極的に行っていくことが必要であることから、九州運輸局に設置されている「九州海事産業次 世代人材育成推進協議会」と連携して、次世代社会を担うこととなる小・中学生を対象に、海事産業現場の 見学会等を実施することなどにより、海事産業の重要性等の認識や理解促進を図った。 【海の子育成 海事施設見学会】 ① 九州運輸局福岡運輸支局(門司港庁舎)管轄 ○実施日:2014年5月27日(火)9:10~15:00 参加者:北九州市 白銀中学校 生徒33名、教諭5名 計38名 内 容:旅客フェリー船内見学、帆船日本丸船内見学及びセイルドリル疑似体験、海事教室、冷蔵倉 庫見学 ② 九州運輸局本局 管轄 ○実施日:2014年7月23日(水)12:55~16:40 参加者:福岡市の一般の方(小学生の親子を含む) 計33名 内 容:博多港見学、貯蔵槽倉庫・自動化倉庫見学、コンテナターミナル見学 ③ 九州運輸局熊本運輸支局(三角庁舎)管轄 ○実施日:2014年9月18日(木)8:40~16:30 参加者:宇土市 網津小学校 生徒22名、教諭2名 計24名 内 容:旅客フェリー体験乗船、海事教室、造船所見学 ○実施日:2015年2月13日(金)8:00~16:30 参加者:熊本県氷川町 竜北西部小学校 生徒36名、教諭2名 計38名 内 容:海事教室、造船所見学、旅客フェリー体験乗船 ④ 九州運輸局大分運輸支局 管轄 ○実施日:2014年10月22日(火)8:10~16:05 参加者:津久見市 千恕中学校 生徒28名、教諭4名 計32名 内 容:航海訓練所練習船青雲丸船内見学及びシップスクール参加、コンテナターミナル見学 (10)九州の交通・運輸に関する統計の整備 九州圏における交通、運輸に関する統計資料である「九州運輸要覧」を当センターホームページ上で公開 した。(監修:九州運輸局) また、九州圏における貨物流動及び経済に関する統計資料である「九州の物流」を当センターホームペー ジ上で公開、賛助会員等の希望者へCDに製作して配布した。(監修:九州運輸局) (11)バリアフリー啓発促進 離島においては本土以上に高齢化の進展等が著しいにもかかわらず、未だハード及びソフトともに十分な バリアフリー化が進められていないのが現状である。 このため、ハード面においては、行政の手の届かない、また、事業者で十分に対応できない部分のバリア フリー化の推進について、当センターが日本財団の助成によるバリアフリー対応型タラップ等を整備するな ど、その一助となる活動を展開しているところであるが、ソフト面においても、より一層のバリアフリー化 を進めることを目的として、フェリーのバリアフリー設備パネル展の実施やバリアフリー実現のカギを握る 船員や事務職員などの運航関係者を対象に、フェリー船内やターミナルを活用した、車椅子・視覚障害・高 齢者などの疑似体験及びサポート体験を実施した。 ①フェリーのバリアフリー設備パネル展 開催期間:2014年8月19日(火)~8月29日(金) 場 所:鹿児島市 桜島フェリーターミナル(鹿児島本土側) 主催者等:主催 (公財)九州運輸振興センター 協力 九州運輸局、鹿児島市、(公財)交通エコロジー・モビリティ財団、フェリー航路事業者 (4事業者) ②平成26年度バリアフリー教室in鹿児島 開催日時:2014年11月15日(土) 10:00~15:00 場 所:鹿児島市 鹿児島新港旅客ターミナル ・座学 1F マルエーフェリー会議室 ・実技(車椅子・視覚障害・高齢者などの疑似体験及びサポート体験) 2F旅客待合室、エレベーター、ボーディングブリッジ、フェリー波の上 主催者等:共催 (公財)九州運輸振興センター、九州運輸局、鹿児島市 協力 (公財)交通エコロジー・モビリティ財団、鹿児島県社会福祉協議会鹿児島県介護実習・ 普及センター、鹿児島県旅客船協会、マルエーフェリー(株)、障害者の生活と権利を守 るかごしまの会 参加者:旅客航路事業に従事する船員及び運航担当者36名 |
||||||||
助成機関 |
|||||||||
事業成果物種類 |
チラシ
|
||||||||
事業成果物 |
|