事業成果物名 |
2018年度「別府市における障害者インクルーシブ防災」事業の報告「防災は地域づくり 防災のあり方を変える―地域のあり方を変える」
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団体名 |
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事業成果物概要 |
障がいのある人たちが多く参加する福祉フォーラムin別杵速見実行委員会が日本財団の助成を受けて3年間、「障害者インクルーシブ防災」事業の3年目の報告書です。「みんなが助かる」ための防災の仕組みづくりをめざして、別府市との協働のもとに、地域の自治会や福祉関係者と一緒にて様々な取り組みを行ってまいりました。
3年目の今年度(平成30年度)は、地域を広げ多数の地域住民と様々な立場の要支援者(障がい者・高齢者・幼児・病人等)が参加し、消防や警察等も加わって、より災害時に近い形の避難所運営訓練を行いました。また避難訓練も市内の他地域に広げ、障がい当事者が参加して地域住民とともにさまざまな訓練を行いました。 3年間の取り組みを通して、私たちはさまざまな成果と教訓を得ることができたと考えています。 一つは、障がい当事者自ら動くことの重要性です。災害について「知る」「備える」「行動する」という『当事者力』をつけることの大切さを私たちは学びました。 二つ目は、地域住民の方々とのつながりの大切さです。地域の方々は、障がいのある私たちと一緒に「みんなが助かるために」を合い言葉に、創意工夫を重ねながら取り組みを広げ、地域の可能性を示してくれました。 三つ目は、行政、福祉関係者をはじめとする様々な立場の人たちの連携の重要性を知ったことです。一緒に取り組むことでお互いに理解が深まり、できないと思っていたことができるようになり、地域で支え合う「仕組み」が浮かび上がってきました。 2019年度以降は市の委託事業として継続されることになり、事業は継続されます。 報告書には、自治会、福祉事業所、障がい者団体、行政等の参加による様々な研修会や、避難訓練、避難所訓練の様子などが掲載されています。 目次 1,別府市における障害者インクルーシブ防災の取り組み 福祉フォーラムin別杵速見実行委員会 徳田靖之 2,「災害時障がい者安心ネットワーク」設立の経過報告—障がい当事者の立場から 福祉フォーラムin別杵速見実行委員会 五反田法行 3,行政・地域・事業者等の連携による個別支援計画作成・共有と訓練実施—行政の立場から 別府市共創戦略室防災危機管理課 村野淳子 4,なぜ「個別支援計画」が必要なのか—アドバイザーとして 同志社大学教授 立木茂雄 5,地域の福祉力と防災力を高めるために アドバイザーとして IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表 川北秀人 6,意見交換「自治体はこう考える」 長野恭紘・別府市長 永松悟・杵築市長 本田博文・日出町長 コーディネーター 徳田靖之・弁護士 7,経過の報告 8,東日本大震災に学ぶ-災害時の経験から考える—ネットワークの必要性 東北福祉大学 阿部一彦教授(日本障害フォーラム(JDF)代表・仙台市障害者福祉協会会長) 第23回防災まちづくり大賞日本防火・防災協会長賞受賞について |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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