事業成果物名

環境・地理たんぼう 第1号 2019

団体名

事業成果物概要

 環境・地理に関する研究・実務に長年携わってきた同志が、環境科学、地理学の普及と、これまで関係してきた国々への支援を通して、現在および未来の世代に対して、豊かな人間環境の保全と創造に寄与することを目的として、2017年10月に、「特定非営利活動法人環境・地理探訪クラブ」を、設立しました。
 この目的を達成するため、当クラブでは設立以来、主として次の事業に取り組んでまいりました。
1. 環境・地理に関する探訪・巡検等により、知識の普及を図る事業
2. 講演会、セミナー、シンポジウム等を通した、環境啓発に関する事業
3. 環境科学・地理学分野における調査研究に関する事業
4. 国際支援ならびに人材育成に関する事業

 最初の年度が終了するに当たり、これまでの事業活動の成果を取りまとめ、「会報」No.1 (2018) として刊行することになりました。
当会報では、活動内容を「探訪」「講演会」「調査研究」の3分野に区分し、報告させて頂きます。

「探訪」は、1.「春」、2.「夏」、3.「秋」に各2回、計6回実施しました。
1.「春の探訪」では、4月に千葉市泉自然公園にて、探訪写真撮影入門講習会、5月に浜松町界隈の、浜離宮恩賜公園、増上寺、日本経緯度原点、愛宕山を探訪しました。
2.「夏の探訪」では、6月に谷津干潟、SHIRASE5002とサッポロビール千葉工場を、8月
には、北八ヶ岳にて、麦草峠、高見石、白駒池、御射鹿池、野辺山天文台などを探訪
しました。
3.「秋の探訪」では、2017年10月に、北八ヶ岳の日本一の白樺群生地、白駒の池、  御射鹿池、笹原集落、八ヶ岳総合博物館、茅野寒天蔵、信玄堤などを、2018年10月には、鬼怒川上流の五十里ダム、川治ダム、湯西川ダム、川俣ダムの4ダムを探訪しました。
これらについて、季節感と臨場感あふれる探訪の成果を報告させて頂きます。

「講演会」は、1.「環境・地理教育」、2.「ネパール国際支援」、3.「地球環境」の       3テーマについて、3回実施されました。
1.「環境・地理教育講演会」では、「豊かな人間環境の保全と創造」をメインテーマに、「20世紀最大の環境破壊 アラル海の悲劇」、「江戸時代の日本探訪」などについての 講演がありました。
2.「ネパール国際支援講演会」では、「ネパールと日本の架け橋をめざして」をメイン
テーマに、国際支援活動家 OKバジ(垣見一雅)氏の基調講演に続き、敬愛大学卒
業のふたりのネパール人留学生が、「ネパールと日本の貿易・経済交流」「ネパールに
おける 外国出稼ぎ労働の実態と課題」について講演されました。
3.「地球環境講演会」では、「地球環境の今! 南極、ヒマラヤで何が起こっているか!」
をメインテーマに、「南極は地球環境のバロメーター」「ヒマラヤ温暖化と氷河湖決壊」
「ヒマラヤの行き方・歩き方」についての講演がありました。
講演の内容につきましては、講演者ごとに要約して報告させていただきます。

「調査研究」は、公益財団法人印旛沼環境基金助成による1.「印旛沼流域鹿島川の環境調査」および 2.「御斜鹿池水質調査」を実施しました。
1.「印旛沼流域鹿島川の環境調査」では、印旛沼流域最長の鹿島川(長さ約32km) の最上流部から河口部までの調査地点において ①流量、②水質調査、③流域の生態系、④河川および流域の土地利用等について調査しました。その結果については、平成31年1月25日(金)に実施された、公益財団法人 印旛沼環境基金 平成30年度 助成事業成果報告会において報告しました。
2.「御斜鹿池水質調査」では、上流に温泉・鉱泉のある渋川と、それが流れ込む    「日本一美しい池」とも言われる御斜鹿池の水質について調査しました。その結果、水質はともに強酸性かつ低水温であることが明らかになりました。
今回の調査では、基礎的データの収集にとどまっております。今後はさらに詳細なデータの収集に努め、問題解決に努めてまいりたいと考えております。
 

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報告書

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環境・地理たんぼう 第1号 2019

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