事業成果物名 |
2008年度事業報告「犯罪被害者の支援」
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事業成果物概要 |
1事業内容
(1) 支援活動員育成のためのスキルアップ研修 ・2008年4月~2009年3月 毎月1回、計12回 ・県シンクタンク庁舎 ・支援活動員 1回25名、計300名 ・相談・支援業務に必要な知識の習得と技術の向上を 図るための研修~精神科医、弁護士、臨床心理士等 の専門講師 (2) スーパービジョン ・2008年4月~2009年3月 毎月1回、計12回 ・県シンクタンク庁舎 ・支援活動員10名 ・相談・支援業務に必要な知識の習得と技術の向上を 図るためのスーパービジョ~精神科医、臨床心理士等 の専門講師 (3) 講演会の開催 第1回 2008年6月1日(日) じゅうろくプラザ 参加者900人 講師:本村洋氏 (全国犯罪被害者の会(あすの会)幹事) 演題:犯罪被害者の現状と必要な支援 第2回 2008年12月13日(土) 県民ふれあい会館 参加者120人 講師:酒井宏幸氏 (NPO法人全国被害者支援ネットワーク副理事長・弁護士) 演題: 「犯罪被害者支援センターの役割と関係機関との連携」 犯罪被害者遺族の手記の朗読 (4) 街頭広報 2008年4月5日(土) :岐阜祭り会場 :参加者12人 2008年5月24日(土) :JR岐阜駅構内 :参加者10人 2008年11月22日(土) :JR大垣駅前 :参加者66人 2 事業の達成状況 (1) 支援活動員に対するスキルアップ研修 ・支援活動員26名を対象にしたスキルアップ研修は、毎月の定例会(2時間)、年2回の一日研修(8時間)を計12回実施した。 ・被害者支援活動の先進県である「あいちサポートセンター」の主任相談員や犯罪心理学専攻の大学教授を講師として招聘し、「直接的支援活動の具体的事例」「その心構え」などについて学んだ。また、愛知・岐阜・三重の合同研修会にも参加し、「危機介入等早期 直接支援」「支援活動倫理綱領」なども学んだ。 ・地域医療福祉活動を展開する住職を講師として、「スピリチュアルケア~人生の苦悩や試練を乗り越える意味」「カウンセリングにおける人の理解」などの講義を受けた。 ・全国被害者支援ネットワーク主催の「直接支援セミナー」「東海北 陸ブロック研修会」、更に は、被害者支援都民センターで開催された「直接支援実地研修」 にも支援活動員を参加させた。昨年度は、従前にない充実した研修内容で、支援活動員の養成、資質向上に効果を上げることができた。 (2) スーパービジョン ・支援活動員に対して、個人スーパービジョン(1対1で約1時間)を行い、更なるスキルアップを図った。個人の経験、能力に応じた指導により、資質の向上とともに直接的支援に向けての意欲の向上にも繋がった。次年度は、その対象を電話・付添い・直接的支援等すべての支援事業に拡大して行うこととしている。 (3) 広報啓発活動 ・昨年は、被害者支援に対する県民の理解と共感を得るための活動の一環として、講演会を2回開催した。特に、6月1日開催の本村洋氏の講演会(講師、山口県光市母子殺害事件の遺族)では、会場収容人員をはるかに上回る900人の入場者があった。アンケート結果やマスコミ報道などをみると社会的な反響、支援活動への共感を得ることができた。 ・犯罪被害者週間の活動として、主要駅前での街頭広報を実施した。11月22日に実施したJR大垣駅前での街頭広報では、地元高校生のMSリーダーズ(マナーズ・スピリッツ)約40名が参加した。また、期間中、新聞広告や県庁・警察署・交番などに懸垂幕、タペストリーを掲示するなど、広報活動を集中的に実施した。 ・あいちサポートセンターと共同して、JR東海道線の車内広告(一日約300本の列車)を掲出するなど、新たな取り組みを展開した。 3 事業の成果 ・電話相談・メール相談・面接相談・直接支援の件数が、前年度に比べ約1.9倍に増加した。中でも、殺人・傷害致死・性犯罪・ストーカー事犯などの面接・直接支援活動が前年比約2.6倍と飛躍的に増加した。被害者支援センターの活動が社会的に認知されたことの裏付けでもあり、事業成果は多大であった。 ・正会員・賛助会員を前年比1割強の拡大を図ることができた。また、社会福祉団体から助成を得るなど、事業活動・広報啓発活動の大きな成果と考えられる。 ・公益社団法人法による認定、犯罪被害者等支援法に規定する「早期援助団体」の指定に向けて、技術・専門的能力を持つ人材の育成、面接相談室等の整備、財政基盤を拡充・ 整備を図りたい。 |
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