事業成果物名 |
「被害者支援講演会」開催
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団体名 |
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事業成果物概要 |
講演会の開催
ぎふ犯罪被害者支援センターは、2009年12月8日(火)、JR岐阜駅前の「じゅうろくプラザ」において、交通死亡事故被害者ご遺族、神奈川県在住の鈴木共子さんの講演会を開催しました。演題は、「被害者の立場から~かけがいのない命を伝えたい」 鈴木さんは、平成11年に長男「零」さんを事故で亡くして10年目、当時を「天国から地獄、ほとんど記憶はないが、ただ震えていた。」と振り返り、「回復への道は、時ぐすり、悲しみ・苦しみは柔らかくなっていったが、加害者に対する気持ちは消化不良、回復に終着駅はない。」と語られました。 事故後、犯罪被害だけではなく『いろんな死を社会問題として考え、生命が守れる社会を創って行きたい。』との想いで、遺族の人型のボードを作成し、遺品の靴と共に展示する「生命のメッセージ展」を各地で開催し、命の尊さを訴える活動を展開していることも語られました。 「生命を改めて考えるとき、感じる世界、沸き起こってくる感情を大切にし、生きているということを感じる時間にしていきたい。犯罪のない社会への種まきとしての活動にしていきたい。」と締めくくられました。 講演後の懇談会では、支援センターの活動に対して、「場の提供はありがたく、遺族によりそれぞれ違いはあるが、犯罪により大切な生命を失ったことには違いないので、いろんな話をよく聞いて欲しい。理解ある支援により被害者は力をもらい、自らの能力で回復していくことができる。遺族は人前では明るく振舞うが勘違いしないで欲しい。」とお話いただきました。 被害に遭われた状況は様々で、その後にたどる道や時どきに変化していく感情にも違いがあることなど、被害者のお気持ちに触れることができ、支援活動に力のもらえた講演会、懇談会でした。 |
助成機関 |
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事業成果物種類 |
講演録
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事業成果物 |