カテゴリー

その他

中造工【2023年5月1日・2日】造船出前講座と造船工学キット講座を実施しました!

当会では、日本財団より助成金の交付を受け、
次世代を担う子ども達に造船業を通してものづくりの素晴らしさを知ってもらうため、
また地域住民の方々には、造船業が地場産業としての重要な産業であることを再確認してもらうために
「進水式や造船所の見学会」を行っています。

2023年5月1日・2日、第一学院高等学校1・2年生の皆さんを対象に、
造船出前授業及び造船工学キット講座を実施しました!
(講師:日本中小型造船工業会 林 結美)

この日は、外部の講師の方を招いたり、職業選択に関する授業を行うという「夢授業」の1つとして
講座を実施させてもらいました。
対面での実施は博多キャンパスでしたが、オンラインで、
四日市キャンパスの皆さんや自宅から参加してくれた生徒さんもいました。

始めに、そもそも「船」とはどんなものなのか?をお話しました。
日本は食料や資源に乏しく、多くのものを外国からの輸入に頼っていて
世界の貿易の99.6%は船による輸送で行われていること、
また、できるだけたくさんの荷物を積むために、200mほどの船でもその鋼板の厚さは2cmほど
という事実には
皆さんとても驚いていました。

船が「軽いけれど丈夫な構造」に工夫して造られていることを体感してもらうため、
「造船工学キット」(ペーパークラフト)での船造りにも挑戦してもらいました!

200mの船を1mに縮めた場合、その鋼板の厚みは0.1mm程度。
紙くらいの厚さなので、まさにこのキットと同じような感覚ということになります。
1枚の紙だけではペラペラですが・・・細長い「骨材」を1つ付けるだけで丈夫になりました!

あまり身近に感じることが少ない船ですが、
実は私たちの生活を支えてくれていて、さらに、必要な物資を安全に運ぶため
様々な工夫のもとに造られています。
船の仕事にも興味を持ってもらえたらうれしいです。

まずは知ってほしい「船」の基本

ペーパークラフトで船の構造を理解してもらいました

命名して世界に一つだけの船が完成!

投稿者表示名

  • 戻る