当会では、日本財団より助成金の交付を受け、
次世代を担う子ども達に造船業を通してものづくりの素晴らしさを知ってもらうため、
また地域住民の方々には、造船業が地場産業としての重要な産業であることを再確認してもらうために
「進水式や造船所の見学会」を行っています。

２０２３年１１月１５日（水）、北海道稚内市に所在する稚内港湾施設（株）の工場見学会に、
稚内市立稚内中学校１年生の皆さんと引率の先生合わせて３９名を招待しました！
＜主催 ： 北海道運輸局旭川運輸支局＞

日本最北端の稚内市にあるこちらの会社では、
船の修理や、船以外の部門では建物の工事なども行っているそうです。
この日はちょうど、稚内と利尻島、礼文島を結ぶ「サイプリア宗谷」というフェリーが修理に入っていました。

船の修理は、「ドック」と呼ばれる大きなプールのようなところで行います。
海水ごと船をドックに引き入れ、その後海水を抜いて陸上のような状態にします。
普段は目にすることのない船底部分が目の前に！
船の揺れを少なくするために船底に設置されている装置
「ビルジキール」や「フィンスタビライザ」がひときわ目を引きました。

荷物を運ぶ船、人や車を乗せて運ぶ（移動する）船など、実は様々な種類の船があり
用途によって大きさも形も違います。
海に面した稚内市。ぜひ船にも親しみを持ってもらえたらうれしいです。

稚内港湾施設（株）の皆様、貴重な経験をありがとうございました！