平成8年、法人理事長・小椋年男の長女の飯田養護学校高等部進級時に学校関係者への呼びかけ「夢に向かって一緒に歩きませんか」配布。卒業後の進路先の模索始まる。平成9年、少数の保護者と国道に面する自動車ショールーム空き店舗を借りカフェを開業。平成11年4月同所が「長野県松川町共同作業所アンサンブル」と認定される。小椋長女始め卒業生が入所。アンサンブルの理念は「障害者も町に生きる」をスローガンに、辺地に追いやられて生きる現状や「親亡き後」という殺し文句によって入所施設で一生を終える障害者の生き方に異議申し立てする活動として始まる。平成13年10月　社会福祉法人認可　翌年長野県下伊那郡松川町に知的障害者通所授産施設（定員20）開設　同時にグループホーム１号棟開設。国道に面する町の真ん中に法定施設が出来たことは大きな話題になり、30キロ離れた伊那養護学校の保護者から「伊那市にも同様の施設を作って」との要請を受け、平成17年アンサンブル伊那開設。ここには要望があり重心通園施設も日本財団の助成により併設。自閉の強度行動障害児の保護者も加わり複合的な施設運営となる。一方で「障害者の真の自立」のもう一つのスローガンを現実にすべく、「月額工賃3万円」と「グループホーム整備によって家庭からの自立」を着実に実行。現在、グループホーム16棟の定員は132名、日中の施設（アンサンブル松川第1、アンサンブル松川第2、アンサンブル伊那第1、アンサンブル伊那第2）利用者数は171名。

・長野県伊那市　及び下伊那郡松川町に多機能型障害者支援施設(アンサンブル松川第1（定員30名）、アンサンブル松川第2（定員40名）、アンサンブル伊那第1(定員40名）、アンサンブル伊那第2（定員40名））
・アンサンブル伊那事業所に「居宅介護事業所ヘルパースタジオ・アンサンブル」を併設（主に行動援護・居宅介護・同行援護）
・伊那市、松川町に通所施設利用者のためのグループホーム合計16棟（内、行動障害者（区分4,5）用住居2棟　重症心身障害者（区分6）用住居１棟）
・主な就労支援事業
☆野菜作り（両施設で3haの畑で完全有機栽培の野菜作り）と会員制による直販⇒年間売上約1,500万円
☆スイーツ製造⇒両施設で年間売上約1,600万円
☆カフェレストラン⇒年間売上約600万円
☆ストーブ用薪作り⇒両施設で年間売上約600万円
☆利用者・職員用の給食サービス⇒両施設で年間売上約4,600万円
☆製材・木工製品製造⇒約300万円
☆ひのき畳製造⇒約700万円

　平成14年4月にアンサンブル松川第Ⅰを開設してから、アンサンブル伊那第Ⅰ、アンサンブル伊那第Ⅱ、アンサンブル松川第Ⅱを開設し、計170余名の知的障害がある人たちが仕事に通っている。また、グループホームも伊那と松川を合わせ16棟整備し、将来に渡り安心して暮らせる環境を整えている。
　かねてから（事業所がある）伊那市と松川町の中間地である駒ケ根市の知的障害の子を持つ保護者から、「駒ケ根市にもアンサンブルを」という要望が寄せられており、多機能型施設アンサンブル駒ケ根の開設を計画している。活動内容は、スイーツショップ（スイーツの製造・販売）を就労支援事業の大きな柱として、農業や（重度の方も参加できる）薪作りを予定している。
　アンサンブル松川と伊那に駒ケ根が加われば、利用者の事業所間の転勤・転職の選択肢が増え、より多様な人生経験を積むことができるようになる。

実績なし

無

4名

 

 

 

2001年10月26日

 

社会福祉法人会計基準（新会計基準）

平成28年1月6日　改善を要する事項
１、監事の選任要件
２、固定資産取得支出等がある場合、理事会に諮り補正予算化する
３、予備費は予測しがたい支出として予算化し、前年度実績に応じた額にする
４、理事長の専決事項に沿った運営を行う
５、随意契約を契約に至る合理的な理由書を整備する
６、旅費規程を作成する（作成し、28年3月に理事会で承認）

アンサンブル会パンフレット１
アンサンブル会パンフレット２