昨今の世界経済の激動は、市民生活に暗い影を落とし、急速に進行する少子高齢化は地域がもっていた活力や相互控除機能を奪っています。とりわけ未来を担う子ども、子育て世代、障害者、健常者の利用できる制度、サービスは質量ともに不足しています。
　　たとえば、場面緘黙の児童の増加、学童期の子育て支援である放課後児童クラブの場合、短い保育時間、待機児童の存在、障害児の放課後支援、特別支援学校に通っているような児童の運動場所の制限などの課題を抱えています。
　　障害を持つ方の場合、施設、病院から地域の生活へと言われていますが、住宅、日中活動、就労、日常生活支援などの整備が遅れ、加えて、差別、偏見は未だに払拭されていません。これでは自立はおろか、地域移行後の人間としての尊厳すら危ぶまれます。
　　健常者においても競争社会の中で、心身ともに強く生きる必要があると感じています。理想論は、目的意識を持って取り組み、どんどん成果が出ることです。しかし、目標に向かってとんとん拍子で成長していく仲間と、何も前に進まない自分という現実が多々あり精神的につらい場面が人生には沢山あります。このような時でも、負けないような強い人間を育てたいと考えます。
　　現状スポーツ教室等は、限られた地域にしかありません。子どもに対し手軽にスポーツを体験させるために、身近な環境でスポーツ教室を開催することで、より多くの子ども達に学びの場を提供し、シビックプライドを醸成することで、地域振興に繋げていきます。
　　子どもに関わる事業や、協働事業を進めていくうえで、法人格を取得することで、社会的信用の向上につなげていきたいと考えます。

理事長

くどう ようすけ