在日外国人・留学生

1994年に設立された団体で、設立以来、年1回「日本語ボランティアシンポジウム」を開催（名古屋国際センター両主催）。講演会、パネルディスカッション、ディベート、コントや朗読、学習者の参加、ビデオによる教室活動実況中継、各教室のブース展示など様々なことをしてきたまた。地域の日本語教室の活動状況、ボランティア・学習者の意識、自治体・公的機関の多言語対応・日本語教育支援状況等について、アンケート調査を実施した。現在の代表は3代目。
代表略歴：愛・地球博ボランティアをきっかけに日本語ボランティアの世界に入った。自治体、国際交流協会や日本語教室の問合せを受け、日本語ボランティア講座等の開催に協力している。

・毎月第２土曜日の午後、研修会後に例会を開いて、活動方法を話し合っています。会員はだれでも参加することができます。
・毎月第２土曜日の午後１時半より、原則として名古屋国際センター３Ｆ研修室で、日本語ボランティア研修会「開かれた地域社会をめざして」を開催しています。
・お知らせ・例会報告を隔月配付しています。ホームページに日本語教室開催情報、研修会、シンポジウムなどの開催情報を載せています。ＵＲＬ：http://tnnjp.com/
・毎年12月に日本語ボランティアシンポジウムを開催(名古屋国際センター両主催）
・年３回、様々な情報を盛り込んだニューズレターを会員に配付。

東海日本語ネットワーク（ＴＮＮ）は、東海四県を視野に地域の日本語教室や日本語支援をする個人の情報交換の場として、日本語支援に関わる課題や悩みを研修会や交流会を通じて共有し、それぞれの活動を充実したものにできるよう支援する団体です。愛知県を中心とした約50の団体会員と同じく50人ほどの個人会員を主な対象とし、教室運営、日本語の教え方など日本語教育に関する最新の情報や実践、支援者や当事者の経験談などをテーマにした研修会や交流会を開き、ネットワークを構築してきました。設立25年を迎え、今後ますます増え続ける外国人と社会状況の変化を見据え、これまでの役割を改めて見直す時期がきていると考えます。
　東海地域では1990年の出入国管理及び難民認定法改定を機に急増した日系労働者をはじめ、日本人の配偶者や子育て中の人々等に対する日本語教室が設立されてきました。ＴＮＮでは日本語支援をしている団体、個人の日本語支援活動をより良くすることを目的に活動してきましたが、当事者である外国人に直接向き合うことはありませんでした。今後ますます増加の一途をたどる外国人に対して、日本語支援を受ける機会の少ない外国人が放置されている問題は、その深刻さ、緊急性、重要性を照らしてみると、これ以上看過できないものだと考えます。たとえば、ゴミ出しのルールを知らずに暮らしている外国人に対して嫌悪感を抱く近隣の日本人がいるという状況は好ましいものではありません。また、日本語ができないままではキャリアを積むこともできず、そのような人々の老後は社会の大きな負担にもなりかねません。だれもが生きやすい社会をめざすために日本語教育は有効だと考えます。ＴＮＮはこれまでの活動から一歩踏み出し、関係団体と連携し、日本語支援を必要としている人たちに対するより良い支援の場づくりを目指していきます。

昨年度(2017)日本語ボランティアシンポジウムにて、「コントでつづる　やさしい日本語」の上演。2018年4月に参加メンバーで「やさしい日本語劇団」を設立した。

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