社会医療法人昌林会おいては、安来第一病院開設７０周年、介護老人保健施設昌寿苑３０周年を迎え、個人の診療所を開設してからは１３８年となりました。昌林会は、「安心して暮らせる地域社会の実現」を目指し、その時代に必要な保健医療福祉サービスを提供するとともに、安来市の不足医療の解消、患者様のニーズに応じた治療、看護、リハビリができるよう努めています。平成２１年には、医療の質の向上、社会福祉への貢献、公的な運営を評価され、地域で特に必要な医療を担う公益性の高い「社会医療法人」に認定されました。さらには、地域における住民の医療の確保を目的とする「地域医療拠点病院」の指定を受け、遠隔医療等の各種診療支援、医療機関の従事者に対する研修事業など幅広く行っています。また、病院（施設）の充実は人材次第と心得、地域社会に貢献できる人事育成に取り組んでいます。平成３０年には、島根県地域医療構想の安来市の課題を解決するために認められた安来第一病院新診療棟を完成させ、療養型老健を介護医療院に転換しました。新診療棟の稼働により医療機能、治療療養環境のグレードアップ、保健・医療・福祉の包括的推進と予防活動を展開し、新しい時代に求められる法人づくりに最善を尽くしています。

　・安来第一病院
　　　診療機能　　内科、神経内科、精神科、心療内科、循環器内科、消化器内科、
　　　　　　　　　呼吸器内科、乳腺外科、緩和ケア内科、腫瘍内科、外科、
　　　　　　　　　脳神経外科、整形外科、リハビリテーション科、泌尿器科、皮膚科、
　　　　　　　　　小児科、呼吸器外科
　　　　　　　　　人工透析センター、脳ドックセンター、精神科デイケアセンター、
　　　　　　　　　認知症疾患医療センター、ケアセンター アクティブ
　　　許可病床数　地域包括ケア病床９０床、回復期リハビリテーション病床４８床、
　　　　　　　　　医療療養病床６０床、精神科急性期治療病床４２床、
　　　　　　　　　精神療養病床９７床、認知症治療病床４４床
　・介護老人保健施設　昌寿苑　入所　　８０名　　通所１００名
　・介護医療院　昌寿苑　　　　入所　　５２名
　・認知症高齢者グループホーム　きららの家　　９名
　・認知症高齢者グループホーム　昌寿の家　　１８名
　・小規模多機能型居宅介護事業所　ことぶきの家　登録２９名（通所１８名　泊り９名）
　・安来市在宅介護支援センター　ケアプランやすぎ
　・安来訪問看護ステーション
　・ヘルパーステーションやすぎ
　・デイサービスセンター　フィットネス　　通所介護、介護予防通所介護　３５名
　・安来地域活動支援センター　ステップ
　・自立訓練（生活訓練）事業所　コミュニティハウス　はしま
　　　日中：自立訓練（生活訓練）２０名、宿泊：宿泊型自立訓練２０名）
　・生活介護・共同生活援助事業所　コミュニティハウス　にしき
　　　日中：生活介護２０名、宿泊：共同生活援助施設２０名、短期入所１名
　・就労支援事業所（就労継続支援Ｂ型）　ふれあい工房　ふれんど
　　　就労継続支援Ｂ型２０名
　・共同生活援助事業所　コミュニティハウス　あさひ
　　　宿泊：共同生活援助施設２０名、短期入所施設１名）

　新しい時代の姿は予測困難ですが、人口減少で働き手不足、診療報酬、介護報酬の締め付けの中にあって、地域医療を守り、住民の安心安全を確保できる法人でなければなりません。次世代も持続可能な法人に向かって、全職員一丸となって取り組んでまいります。今後の取り組む主要事項は、次のとおりになります。
　１．昌林会中期経営計画の策定・実施
　　１）新診療棟稼働による医療機能の向上、治療環境のグレードアップ
　　２）中海圏域を診療圏とした大規模多機能型地域密着病院・施設群
　　３）高齢者数がピークを迎える2040年の理想的な健康・医療・介護の姿の模索
　２．診断治療機能の強化
　　１）急性期に準じた医療機能の強化
　　２）救急体制の整備と実施
　　３）一般科の医師の確保
　　４）教育体制の構築と職員のキャリアアップ
　　５）在宅療養後方支援病院の役割の推進
　　６）開業医との連携強化
　　７）鳥取県西部圏域への流出患者の受け入れ強化
　　８）在宅支援サービスの機能強化（２４時間体制）
　　９）精神科外来を軸とした地域精神保健センター機能（精神科地域包括ケア）
　　10）先進的な医療・介護技術の導入
　３．整備計画
　　１）地域包括ケア病棟４０床の開設
　　２）ヘルスセンター　アクティブの開設
　　３）レストランりんりんの開設
　４．各事業所の機能の強化及びサービスの質の向上
　５．強固な経営基盤の確立
　　１）安来第一病院収支の改善
　　２）部所別独立採算性を考慮
　　３）診療報酬・介護報酬改定、障がい福祉サービス報酬が示す方向を実践する
　　４）診療圏の拡大による患者・利用者数の増加
　　５）機能強化による患者・利用者一人あたりの収益の増加
　　６）幹部職員の意識改革
　６．地域包括ケア・コンパクトシティ「ふれあいタウンやすぎ」の充実
　　１）医療・介護・予防・生活支援・住まいの視点の重視
　７．地域住民の期待と信頼の獲得
　　１）患者様・利用者様の視点に立ったサービス追求（質の確保）
　　２）安来市になくてはならない病院・法人と認められる努力
　８．人材確保のための取組強化
　　１）人材確保対策の充実
　　２）奨学金制度の強化
　９．働き方改革と生産性の向上
　　１）生産性、効率性の改善
　　２）業務の抜本的見直し
　　３）年次有給休暇の確実な取得
　10．人材育成制度
　　１）教育支援室を中心とした教育体制の構築
　11．経営管理体制の強化
　　１）安来第一病院の経営管理体制の強化
　　２）組織全体の管理体制の強化

実績なし

無

 

 

 

 

 

社会医療法人昌林会リーフレット（H31.4現在）