事業成果物名 |
2020年度 新型コロナウイルス感染症と複合災害に備えた救急医療施設への緊急支援プログラム事業報告書
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団体名 |
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事業成果物概要 |
【人工呼吸器の整備において】
当院ではコロナ診療と併行して2次・3次救急、ACSネットワークに参加している。 感染症病棟内はもちろん、ERでは救急搬送患者のPCR結果が出るまで「コロナ感染疑い」として関わるスタッフ全員がFull PPEにて対応している。 そのような診療環境において、へパフィルタとブロアを内蔵し、酸素配管のみで駆動できる人工呼吸器の導入はゾーニングされた環境から検査や治療、救急車による転院搬送の移動時にも安全に呼吸管理が行え、さらに人工呼吸器本体の感染防止対策も可能となった。 【LED無影灯・小型モニタ・除細動器の整備において】 COVID-19関連呼吸不全によるECMO症例を経験している。 ECMO導入や離脱時にはFull PPEによるゴーグルとアイシールドの着用により、術野の視界が悪くストレスフルな環境であったが、LED無影灯の導入で視認性の向上が可能となった。 また、COVID-19患者の転院搬送において救急車内でも早期に急変対応をするための小型モニタ、除細動器の導入は安全な患者搬送につながる。 【患者体温管理装置の整備において】 北海道という土地柄もあり、当院救命救急センターにおいては偶発性低体温症、熱中症等の体温異常を呈した患者搬送が少なくない。 救急診療で使用機器の厳密な感染対策が必要となるコロナ禍で、複数台の患者体温管理装置の稼働が可能になったことは、装置の併行稼働、使用後の消毒作業による使用不能時間の短縮も可能となった。 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
機器・建物(写真)
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事業成果物 |
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