事業成果物名 |
2023年度「国連海洋科学の10年」の海洋政策学観点からの推進事業報告書(1)
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団体名 |
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事業成果物概要 |
1. 背景
2017 年の国連総会の決定に基づき、2021 年から「国連海洋科学の 10 年」が開始された。わが国は、各セクターにおいて「国連海洋科学の 10 年」の準備段階から貢献してきている。現在「国連海洋科学の 10 年」の実施段階に入り、これに関連する我が国の諸活動を円滑かつ効果的に進め、その成果を広く啓蒙することが求められている。 そのため、日本国内で行われている「国連海洋科学の10年」に関連する各種事業としてどのようなものがあるのか、それたらが国際的な活動とどのように結びつくのかを調べる必要がある。また、それらの様々な情報を相互に交換し活用させる場の活性化と、一般市民も含めて広く情報を普及させる必要がある。日本の海洋政策研究コミュニティとして、早急に研究および情報交換体制を整えて関連調査研究を進めることが、国際的な「国連海洋科学の10年」への日本の貢献にとって不可欠である。 2. 目的 上記の背景を踏まえ、「国連海洋科学の10 年」の 7 つの社会的目標を達成すべく、海洋政策の観点から国内外の連携を推進するとともに、国際的な活動の調査研究を行い、それらの成果の普及を図ることを、本助成研究の目的とする。また、若手人材の国際ネットワーク構築推進をサポートし、将来国際的なリーダーシップを発揮する人材の育成に貢献する。 3. 2023年度事業の実施内容 1) 関連国際機関の動向把握と分析 「国連海洋科学の10 年」に関連する活動を積極的に行っているPICES、IOC/WESTPAC、海洋空間計画等の機関や活動について動向調査を行った。その結果は、「国連海洋科学の10年」国内委員会等での議論のための基礎情報として提供するとともに、一般向け講演会などを通じて広く情報を公開した。 (事業成果物:1_関連国際機関の動向調査報告書.pdf) 2) 若手人材(ECOP)による国際ネットワーク構築のサポート 「国連海洋科学の 10 年」では、若手専門家(ECOP)による積極的な活動が推奨されている。国際的な枠組みの中で、日本のECOPもアジア域の中核となって活動を行っており、その活動内容や「国連海洋科学の 10 年」のコンセプトを伝えるポスターを制作し、国内の関連機関等へ配布した。また、国際ECOPの活動内容やノウハウに関して、ウェブやメールでのやり取りを通じて情報収集を行った。 (事業成果物:2_ECOPサポート報告.pdf) 3)「国連海洋科学の 10 年」国内委員会、研究会の運営 「国連海洋科学の 10 年」国内委員会、研究会の事前準備、会場準備、運営補助、取りまとめ補助を行い、2024年2月27日(火)に2023年度の国内委員会を実施した。また、国内委員会のWebページのリニューアルを行い、Webページの維持管理とコンテンツのアップデートを進めた。 (事業成果物:2_国内委員会報告.pdf) 4) 国内の活動事例集作成 「国連海洋科学の 10 年」に関連する日本国内での活動をまとめ、国内外へ紹介するための事例集の第2集を作成した。特に英文版については、概要紹介用のフライヤーも作成し、ユネスコIOC総会等での配布を通じて、日本の国内委員会活動の国際的な認知度を上げることを試みた。作成した和文及び英文事例集は、国内委員会のウェブページ上で公開している。 (事例集関連成果物については、報告書(2)にて登録) 5) 一般市民向け講演会の開催 「国連海洋科学の 10 年」を広く一般に知ってもらうため、2024年3月29日(金)に東京大学理学部小柴ホールにて一般向け講演会『「国連海洋科学の 10 年」を知ろう!』を行った。講演会では、「国連海洋科学の 10 年」のコンセプトや日本での活動の全体像、具体的なプログラムの内容、若手専門家の活動など、多岐にわたる内容を6名の講師に講演して頂いた。 (事業成果物:5_一般向け講演会報告.pdf) |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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