社会福祉法人真正福祉会の設立は、社会福祉への思いを、ここ本部町でも実践できないものかと模索したのがきっかけで保育園経営からスタートしました。町当局や町社協との連携を図りながら、「高齢者世帯への給食サービス事業」、「地域子育て支援センター事業」、「保育所地域活動事業」、「一時預かり事業」等、町内の保育ニーズに積極的に応えることができました。更に平成16年度からは「美ら咲保育園」、平成21年度からは「風のわ保育園」が当法人に移管いたしました。また準備していた高齢者福祉施設の開所も、同21年度に小規模多機能型居宅介護施設「どりーむはうす」として実現いたしました。「どりーむはうす」はデイサービス、ショートステイ、訪問の３つの機能を組み合わせて利用できるこれまでにないタイプの地域密着型の介護施設です。
　本部町は、日本一早い桜の開花が楽しめる八重岳の桜まつりや、世界一規模の美ら海水族館などの観光名所がいくつもあり、多くの人々が県外、海外からも訪れます。保育園や介護施設の利用者も、県外出身者、海外出身者が増え、保育・介護サービスの一層の強化・充実が求められているところです。
　児童福祉施設と高齢者福祉施設を合わせ持つ社会福祉法人として、その最大の特徴を十分に活かしながら、地元本部町の様々な福祉ニーズに応えられる社会福祉法人となるよう、理事長、施設長、職員一同、心を一つにして取り組んでいます。

＊保育所運営
　＊地域子育て支援事業
　＊小規模多機能居宅介護事業
　＊地域貢献（老人ミニデイサロン）（認知症勉強会）（地域開放観月会）
　＊独居老人宅友愛訪問（給食配達）
　＊地域ふれあいマーケット
　＊ライフワークバランス認証（沖縄県）

施設としての取り組み、法人全体としての組織的取り組み、一人一人の子どもたちが輝けるよう、子どもたちの　“育ち”　“あそび”　を保障し、高齢者一人一人の生活リズムを尊重した居宅介護サービスなど、個々の選択を尊重しながらもより一層法人の向上を追及していきたいと思います。
　

３歳ぐらいの子どもに「お母さんのお腹にいたときのことを覚えている？」と聞いたら、約３割が「覚えている！」と答えたそうです。これは“胎内記憶”の研究に取り組む池川明産婦人科医の話ですが、“三つ子の魂”どころか胎内のころの記憶で「パパとママがけんかしていた」という回答もあり、乳幼児期の生育環境がとても大事だということは、いくら強調してもし過ぎることはありません。「賢い脳育成」で知られる久保田カヨ子先生に言わせれば幼児教育は３歳からでは遅いのだそうです。
わたしたちは、保育園に集う子どもたちが、毎日を生き生きと過ごし、自己肯定感を実感できる保育を目指していきます。
保護者の生き方、価値観も様々ですが、なるべく画一的にならないよう
個々の選択を尊重しながらも法人の向上を追及していきたいと思います。
　

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社会福祉法人会計基準

平成28年７月14日監査実施
指導等特になし

どりーむはうすパンフレット