「障害者優先調達推進法」制定後、A型事業所運営基準見直し実施により「全Aネット」等の努力にも関わらず、70％の事業所が赤字と言われています。当法人A型事業所は厳しい運営経営状況を踏まえて職員と利用者の協同労働を通じて「働く喜び、人と地域に喜ばれる仕事、生活できる賃金保障」を改めて目標としています。

「原木しいたけ栽培」事業は5年目を迎え、ビニールハウス3棟・深井戸ポンプ・薪ボイラー・浸水槽・トイレなど周年栽培の事業化整備を進め、収益向上に努力しています。
「緑化管理等」事業は「除草・草刈・剪定等」作業効率と収益性を高めるダブルキャブ・パッカー・ユニック車・自走式草刈機及び乗用草刈機等を福祉財団の助成金を得て取得して多大な効果を上げており、こうした資機材を活かして事業高を拡大すべく、新たに専門職の指導員を迎えています。

兵庫県・神戸市の優先発注企業認定を最大限活用し業務受諾拡大に繋げ、神戸市や兵庫県など公共及び民間の「草刈・剪定等」の入札・見積合わせにより落札・契約を増やしてきており、2020年度は落札・契約物件を一層拡大すべく努力していきます。

B型利用者（定数10名）は「しいたけ栽培」及び「公園清掃等」の軽作業に従事しており、2020年8月に定数を20名に増やしました。

以上、職業指導員の増員を機会に業務・経営改善により事業収益性を高め、2020年度は黒字化が実現できる見通しです。

理事長

にしわき ただゆき