特定非営利活動法人静岡山の文化交流センター

基礎情報

団体ID

1850005099

法人の種類

特定非営利活動法人

団体名(法人名称)

静岡山の文化交流センター

団体名ふりがな

しずおかやまのぶんかこうりゅうせんたー

情報開示レベル

★ ★ ★ ★ ★

第三者認証マーク

団体の概要

静岡大学山岳部紫岳会や静岡県山岳連盟など地元の山岳団体の首脳たちが立ち上げたNPO法人です。
会員は80人、「南アルプス及び周辺山地における登山・エコツーリズム・環境保全及び地域の活性化等に興味や関心を持つ人々、団体に対して、知識や情報の提供及び人的交流を図ることによって、登山文化・森林文化・里山文化の質的向上、さらに南アルプス及び周辺山地、中山間地の新しい価値の創造を目指して、広域な活動を展開し、地域社会に貢献することを目的に設立されました」。
きっかけは、南アルプスがユネスコエコパークに認定され、JR東海によるリニア新幹線計画が動き出したことです。南アルプスの環境保全と適正な利活用の両面の普及啓蒙が求められていたことから、先ずは「南アルプス学概論」講座を開設し、社会教育事業からスタートし、以後各種の活動を展開している。

代表者役職

理事長

代表者氏名

山本 良三

代表者氏名ふりがな

やまもと りょうぞう

代表者兼職

静岡大学山岳部紫岳会長、京都大学学士山岳会員、日本山岳会員

主たる事業所の所在地

郵便番号

420-0886

都道府県

静岡県

市区町村

静岡市葵区

市区町村ふりがな

しずおかしあおいく

詳細住所

大岩4−40−12

詳細住所ふりがな

おおいわよんのよんじゅうのじゅうに

お問い合わせ用メールアドレス

yamamoto@smcxc.org

電話番号
(公開用電話番号)

電話番号

054-374-2650

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

10時00分~17時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金

備考

携帯電話:090-4820-0678

FAX番号

FAX番号

054-374-2650

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

10時00分~17時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金

備考

従たる事業所の所在地

郵便番号

420-0886

都道府県

静岡県

市区町村

静岡市葵区

市区町村ふりがな

しずおかしあおいく

詳細住所

大岩4−40−12

詳細住所ふりがな

おおいわよんのよんじゅうのじゅうに

URL

団体ホームページ

団体ブログ

Facebook

X(旧Twitter)

代表者ホームページ(ブログ)

寄付

ボランティア

関連ページ

閲覧書類

設立年月日

2015年10月5日

法人格取得年月日(法人設立登記年月日)

2015年10月5日

活動地域

県内

中心となる活動地域(県)

静岡県

最新決算総額

100万円~500万円未満

役員数・職員数合計

11名

所轄官庁

静岡市

所轄官庁局課名

市民自治推進課
このページの先頭へ

活動概要

活動分野

主たる活動分野

 

教育・学習支援、地域・まちづくり、スポーツの振興、環境・エコロジー、経済活動の活性化、農山漁村・中山間

設立以来の主な活動実績

1社会教育「南アルプス学概論」プラス 講座開催、南アルプスPR講演会
2植林活動:増えすぎた人工林を元の広葉樹の森へ復元する活動
3地域ネイチャーガイド養成講座開設
4地域活性化支援(井川集落)
5新しい登山ルート整備事業
6設立経緯:南アルプスのユネスコエコパーク認定とリニア新幹線計画
7代表者:山本良三は静岡大学出の登山家で、豊富な海外登山経験を有し、退職後は山への恩返し活動を長年継続している。

団体の目的
(定款に記載された目的)

南アルプス及び周辺山地における登山・エコツーリズム・自然環境保全及び地域の活性化等に興味や関心を持つ人々、団体に対して、知識や情報の提供、実技指導及び人的交流を図ることによって登山文化・森林文化・里山文化の質的向上、さらに南アルプス及び周辺山地や中山間地の新しい価値の創造を目指して、地域社会に貢献することを目的とする。

団体の活動・業務
(事業活動の概要)

1「南アルプス学概論」普及啓蒙活動
2 川根本町ネイチャーガイド養成講座活動
3 登山ルート整備活動(光岳から寸又峡温泉への下降ルート確保)
4 広葉樹の森づくり活動
5 井川地区の再生可能エネルギー創生による地域活性化活動
6 部員の多い高校山岳部との懇談会開催及び静岡県との共催による南アルプス普及啓蒙講演会開催等

現在特に力を入れていること

毎年50人程度の人口減少が続く井川地区の現有人口は400人を切っている。しかし、井川地区には約5万haに及ぶ山林が背後にあり、また大井川の源流域もありダムもある。JR東海のリニア新幹線計画が実施段階を迎える。南アルプス山麓の集落井川の果たす役割は重要であるが、未来山郷創生構想は住民とその構想を共有し、じっくりと話し合いながら、煮詰めていかなければならないと考えている。当座我々は、周辺を埋め尽くす森林資源を活用する再生可能エネルギー創生による、地域おこしを提案しているが、井川住民の熱意と決意を喚起できるかどうかに、成否がかかっている。
行政の姿勢は住民の決意次第では補助金の可能性を仄めかせている。

今後の活動の方向性・ビジョン

1「南アルプス学概論」講座継続  「知の普及」
南アルプス学という言葉は、2009年(平成21)に長野県、山梨県、静岡県の南アルプスに関係する10市町村が「南アルプス世界自然遺産登録推進協議会」を立ち上げ、「地形・地質部会」、「生態系・生物多様性部会」、「自然景観・共生部会」の3部会に別れ、資料の調査・研究をもとに南アルプス地域の学術的知見の集積に取り組んできたことに端を発しています。南アルプスは、日本列島の中央に位置し、山梨県、長野県、静岡県の3県にまたがる我が国を代表する山岳地帯です。3000m級の山々が連なる重量感あふれる山岳景観を形成し、海底からの隆起により形成されたその地形・地質は、日本列島の誕生に関わる重要な遺産となっています。また、キタダケソウをはじめとして貴重な高山植物の宝庫であるとともに、ハイマツ群落や天然記念物の雷鳥の生息地として、世界の南限に位置します。これら南限に位置するものは、地球規模の環境・気候変動による影響に対する感度が高く、その個体群の生存が危ぶまれているとともに、その保存が重要なものになっています。南アルプスという山岳地帯は、これまで様々な環境に応じて多種多様な植物を育み、そこに生息する多様な生き物たちの生息基盤となっています。南アルプスの麓に暮らす人々は、その自然から生活の糧を得て、同時に信仰の対象としてきました。そこには、「自然と人の共生関係」が現在も息づいています。
2010年(平成22)に発行された「南アルプス学術総論」は、将来に向けて、南アルプスの適切な保存と適正な利用の推進に取り組んでほしいという願いが込められています。
我々は、この先人たちの遺産を受け継ぎ、新たな「南アルプス学概論」講座として、世代を超えて、その普及啓蒙の拡大・深化推進を図りたいと考えています。(静岡から南アルプスは見えない。このことが静岡人のアルプスに対する関心度の低さを示す。長野県、山梨県では常に眼前にアルプスが見え、極めて関心が高く、登山人口の差に現れている)

2井川の新しい山郷創生構想の実現   「価値の創造」
井川における、中山間地域起こしは、再生可能エネルギーの地産地消活動が適したプログラムだと考えられる。森林資源のチップボイラーによる熱源利用やバイオマス発電が考えられ、さらに水資源による小水力発電の可能性調査の検討などもある。一方、JR東海のリニア新幹線工事が脚光を浴びる南アルプスを後背地に持つ井川の将来の姿はどうあるべきかという視点から、未来の山郷創生構想とその実現を住民と共有し、行政の協力を得ながら将来の環境保全(森林資源、水資源、ダム管理)と癒しの山郷構想(田代から温泉をパイプラインで本村に引き、西山平に2haの大駐車場を建設し、静岡からのバスターミナル、奥へのバス乗り換え、登山者の駐車場、大井川鉄道トロッコ列車終点駅延長:仮称西山ターミナル、足湯、温泉保養宿泊施設、登山情報基地、観光案内・物産店舗等整備)により、ここから先の自家用車の通行制限など対策を講じ、街の重要な機能の再配置を含む総合的な山郷創生構想と取り組む。(何もしなければ早晩井川は衰退し、限界集落から消滅へ向かうかもしれない)
3青少年健全育成推進   「価値の創造」
リニア計画が完成して大井川源流沿いに舗装道路が通れば、最奥の源流部へも人が入れるようになり、かの地は青少年の感性を育む道場としての価値が再認識され、注目を浴びるだろう。テントと岩室の生活は何もない、広大な空間があるだけで、スマホも使えない世界、夜は満天の星空の下、人生とは何かを感じさせるだろう。
4登山・エコツーリズム振興  「共生と調和」
モデル事業として取り組んでいる光岳(南アルプス主稜線上:最南峰:2591m)からの下降ルート整備は、一般登山者対象の縦走路の確保が目的である。完成すれば、近年未使用のルートから寸又峡温泉への下降路が確保される。そのルート上に、既に役割を終えた旧営林署の作業小屋があり、登山者に解放されるよう静岡森林管理署と話し合う。ほか、南部、深南部の山々のルートを選び、温泉と組み合わせる健康増進プログラムやアウトドアーの勧め”山は博物館だ”の支援活動を図りたい。その時地元のネイチャーガイドが必要となる。
5里山の放置竹林の整備   「共生と調和」
静岡の里山には放置竹林が目立つ。この風景は地域の特徴的な現象である。
その昔、茶畑やみかん園だったところの跡地だろう。所有者の高齢と後継者難が原因とみて間違いあるまい。窒息しそうな里山を誰かが手助けしなければならない。その手立てに「森の力再生事業」の補助金がある。この制度を活かして、里山を再生したい。が里山は、森林ではない。これをクリアーするには経験を有するNPO法人や企業とタイアップして、当座は進めるのが現実的な対応だと考えている。


定期刊行物

なし。将来的には「山の文化」の構想あり。

団体の備考

このページの先頭へ

協働実績

助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績

1「南アルプス学概論」講座開催:静岡県、静岡市の後援を受けた。資料提供は静岡市から。
2 植林活動:ふじのくに未来財団を経由して、静岡トヨタから助成金を得て、広葉樹の植林事業を
  実施した。21年度は静岡県グリーンバンクの助成金を得て、広葉樹の植林事業を継続した。
3 登山ルート整備:ふじのくに未来財団の助成を得て、光岳の登山路整備を継続した。
4 森づくり:協同組合静岡流通センターからの依頼を受け、寄付金を得て、流通センターの森づく
  り実施中。さらに、三菱UFJ環境財団の助成を得て、苗木の寄付を受けた。
5 川合山の森づくり:イオン財団からの助成金を得て、静岡市街地の川合山の健全な里山づくり
  を推進する計画。
 

他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績

特になし

企業・団体との協働・共同研究の実績

1 静岡流通センターの森づくりに関して、法面強靭化対策として、①深根性広葉樹の根巻き苗の植
  樹活動。②竹林伐採活動。③栗圃場開拓活動。④造成山路の植樹・植林活動等実施中。

行政との協働(委託事業など)の実績

特になし