事業成果物名

2008年度 舶用機器に係るICタグを活用した情報の共通利用に関する調査研究報告書

団体名

事業成果物概要

「助成事業の概要」

1.事業名
 舶用機器に係るICタグを活用した情報の共通利用に関する調査研究

2.目的
 近年、舶用メーカー、造船所では人手不足、日中韓の競争激化などから業務の効率化、コストダウンが大きな課題となっている。一方、ICタグについては、技術進歩により小型化、低価格化が進んでおり、これを活用することにより業務の効率化が期待されている。しかし、現状では、各社が独自にICタグの利用方法を検討しており、業界全体での調整が取られていないため、共通利用ができず、なかなか普及が進まない状態にある。
 そこで、本事業では、情報を共通利用することができる舶用に適した共通利用システムのあり方の検討を行い、共通利用の有効性を実証し、共通利用のための指針を作成することにより、ICタグの利用促進を図る。

3.事業内容
本調査研究は、舶用メーカー、造船所、船主等の参加を得て、平成20年度と平成21年度の2年間で開発するもので、平成20年度では具体的には以下を実施する。

平成20年度計画
(1)現状調査
・舶用機器に係る情報の使用状況(検品、在庫管理の現状、バーコードの利用状況等)
・舶用メーカー、造船所、船主のニーズ調査
・他業種での利用状況調査
・ICタグ効率化の適用範囲、利用可能な製品、業務内容等に関する調査
・情報の共通利用、トレーサビリティー情報の活用のメリットの検討

(2)共通利用システム設計
・共通利用を踏まえたシステム概念設計

(3)実証試験
・実証方策の検討、実証試験(舶用社内、舶用→造船所間)

なお、本事業は平成21年度まで事業を実施する予定であり、平成21年度終了後、報告書を掲載いたします。

助成機関

事業成果物種類

その他

事業成果物

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