事業成果物名 |
NPO法人 勉強レストラン そうなんだ! ウェブサイト
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団体名 |
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事業成果物概要 |
▼団体名
NPO法人 勉強レストラン そうなんだ!! ▼NPOの概要 (NPOから提出された申請内容をそのまま転載したものです。): 当団体では、主に知的な障害を持つ人々を対象として、 (1)一生涯にわたる学びの場を提供する (2)障害の有無にかかわりなく人々が共に活動する場を提供する ――この2点を目的として活動し、ノーマライゼーション実現を促進する。 具体的には、ことばや文字、算数・数学、パソコンなどの授業をマンツーマン体制で実施。またグループ学習として、テーマに関連した料理を最後に食べる「おいしい社会科」を実施。さらに、就労している人々やその周囲の人々を対象に「やさしい法律入門」「悪質業者撃退」「身だしなみ」「話します自分の仕事のこと」などの自立支援講座を実施。他に地元の特別支援学校の土曜講座や部活動でパソコン教室を実施。 ▼事務所所在地: 西ヶ原(東京メトロ南北線)/上中里(JR京浜東北線)/駒込(JR山手線) ▼URL: http://www.so-nanda.com/index.html ▼提供するサービスグラントの内容: ウェブサイト・サービスグラント (ウェブサイトのリニューアル) ▼サービスグラント事務局からのコメント: この団体が取り組んでいることは、一言でいえば、知的障害者への教育活動です。特に、知的障害者に対して、公教育では教えないさまざまな学びの場を提供しているのがこの団体です。養護学級では中学校に進学すると、カリキュラムからは理科や社会がなくなる。 健常者には社会や理科を教えるのに、知的障害があるからと言って社会や理科を教えないのはなぜ・・・、という腑に落ちなさから2000年に立ち上がり、数名から始まった授業は、回を重ねて、82回を迎えたときに自宅から飛び出し、2006年3月に独自の“お店”を開業。NPO法人化を果たしたのも同2006年6月でした。その後、家賃負担軽減のため、2009年9月に現在のやや小規模な教室に移動して、現在に至ります。 「教える内容は大学レベル、説明は小学生レベル」 勉強レストランそうなんだ!!が、知的障害者たちに教える内容は、そんなポリシーで作られています。確かに、過去の教材を見てみると、なかなか本格的な理科の実験や、時事問題にそった社会の教材などがありました。 こうしたことの根底にあるメッセージとは、知的な障害があるからといって、「これぐらいでいいんだ」「どうせわからないからやめておこう」という、不用意な“決め込み”をすることなく、学びは一生涯のものであり、たとえ知的障害を抱える子どもでも成長の可能性は常にある、ということを、実践を通じて訴えたいという考えです。 確かに、学びのスピードは遅いかもしれませんが、「30歳になって字が読めるようになってもいい、40歳になって新聞が読めるようになってもいい」から、自分の可能性を限定せず、学びの機会を提供してあげることが、この活動のミッションであるということなのです。 勉強レストランの活動は、知的障害者でなくても、つまり、健常者と言われる人たちの多くも、さまざまな自己限定をしているいまの社会にも気づきを与えるもので、「自分はだいたいこのぐらいでいいんだ」という夢も希望もない常套句を、知的障害者に不用意に適用することで、彼らの成長の可能性すらも奪ってしまっているとしたら、それは残念なことです。 言葉上では「ノーマライゼーション」や「ユニバーサル」と言ったキーワードが日本でも広がりつつありますが、実際の教育現場で、その他、社会の諸々の場面では、本当の意味でのノーマライゼーションやユニバーサルが実践されているかといえば、不十分な状況は否めません。 今回のサービスグラントのチームでは、NPO法人化以前も含めると約10年間の実績があり、これまでに行ってきた数多くの授業を通じ蓄積してきた教材や、日々の授業ノートなど教えのノウハウも発信できるようなプラットフォームを提供することで、授業を受けたいと思う知的障害者(とその保護者)が増えることはもちろん、授業で先生役を務めたいと思う講師やボランティアの輪が広がること、そして、こうした授業を他の地域でも取り入れてみたいと考える同志の広がりなどにつながるウェブサイトの構築をお手伝いしました。 |
助成機関 |
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事業成果物種類 |
機器・建物(写真)
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事業成果物 |