事業成果物名

タンカー・バルカー等の構造に係る基準整備に関する調査研究

団体名

事業成果物概要

【はしがき】
本報告書は、日本財団の2010 年度助成事業「船舶関係諸基準に関する調査研究」の一環として、タンカー・バルカー等構造関係プロジェクトにおいて実施した「タンカー・バルカー等の構造に係る基準整備に関する調査研究」の成果をとりまとめたものである。
本プロジェクトでは、船舶の防食塗装基準(PSPC)に関し、IMO で審議中の貨物油タンクの防食基準及び関連ガイドラインへの対応や、2008 年7 月1 日建造契約船から適用されているバラストタンクPSPC 実施上の課題の抽出に加え、国際標準化機構(ISO)におけるPSPC ガイドライン規格策定の動向に対応するため、防食基準ワーキング・グループを設置し、検討を行った。また、油汚染防止のための環境評価基準について、IMO における合理的な環境影響評価基準を策定するために、環境FSA ワーキング・グループを設置し、検討を行った。また、IMO の船舶設計設備小委員会(DE)にて検討が行われている船内騒音規制の見直し・義務化の対応を行うために船内騒音基準ワーキング・グループを設置し、検討を行った。さらに、IMO 第87 回海上安全委員会(MSC87)におけるタンカー及びバルカーを対象とした目標指向型新造船構造基準(GBS)の審議・採択に対応するため、GBS 検討会を設置し、検討を行った。


【目次】
1. はじめに(調査研究の背景・目的)
2. プロジェクトの活動状況
3. 防食基準に関する検討
3.1 IMO での審議状況
3.2 バラストタンクPSPC の課題整理に関する調査研究
3.3 バラスト水処理活性物質の塗膜への影響に関する調査研究
3.4 フリーエッジ形状の膜厚保持性能評価法の開発に関する調査研究
3.5 まとめ
4. 環境FSA に関する検討
4.1 IMO での審議状況[事務局]
4.2 環境FSA に関する調査研究
4.3 まとめ
5. 船内騒音基準に関する検討
5.1 IMO での審議状況
5.2 船内騒音の状況に関する調査研究
5.3 船内騒音の推定方法に関する調査研究
5.4 船内騒音の低減方法に関する調査研究
5.5 まとめ
6. GBS に関する検討
7. おわりに
8. 関連資料
 資料1 MEPC 61/18/3 Consideration on the Development of Environmental FSA Guidelines
 資料2 MEPC 61/18/4 Updated function of oil spill cost versus spill weight (C/W formula)
 資料3 DE 54/14/1 and DE 54/14/1/Corr.1
     Proposals for a revision of the Code on noise levels on board ships

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