事業成果物名

2011年度 ストレスマネジメント講座の実施

団体名

事業成果物概要

【事業内容】
<実施事業名>
養護教諭および特別支援教育に関わるコーディネーター・教員へのストレスマネジメント  

<趣旨>
事業目的である「支援者自身が、自己理解を深め、自分にあったストレスマネジメントを身につけること」を体験的に習得するために、全国8会場(7都市)にてワークショップ形式のストレスマネジメント講座を実施した。

<講座の概要>
●開催地
埼玉県(入間市)、北海道(美瑛町)、宮城県(仙台市)、岩手県(一関市)、
鳥取県(鳥取市)、東京都(世田谷区)、沖縄県(那覇市)の7箇所にて8講座を開催。
●講座内容(2時間×3回の講座)
第1回目 「コミュニケーションの基本とは?」
       ・セルフエスティームを高める効果的な会話ポイントなど
第2回目 「自分自身との付き合い方」
       ・コミュニケーションのコツと心が楽になる考え方 
       ・職場・家庭で作ってしまうストレスを減らそう!
第3回目 「伝えたいメッセージの伝え方」
       ・なかなか伝えられないあなたの気持ちを伝えよう!
●対象
養護教諭、特別支援教育に関わるコーディネーター、教師、教育関係者
●費用
参加費としてテキスト代600円(沖縄県では、申請書に記載した3,000円を徴収)

<開催状況>開催地 ・日時 ・共催団体 ・会場 ・講師

入間市: 6/17(金)・7/1(金)・7/15(金) 18:30~20:30
      入間市教育委員会・入間市教育研究所・浜島美樹

美瑛町: 9/30(金)・10/28(金)・11/22(金)15:00~17:00
      美瑛町教育委員会・美瑛町役場庁舎・高山恵子

仙台市:11/12(土)・11/27(土)・12/3(土) 9:30~11:30
      宮城県特別支援教育センター・宮城県特別支援教育センター・浜島美樹

一関市:11/12(土)・11/27(土)・12/3(土) 14:30~16:30
      岩手県南特別支援教育研究会・一関市川崎公民館・浜島美樹

鳥取市:1/22(日)・2/5(日)・3/4(日)  14:00~16:00
     鳥取大学地域学部地域教育学科・鳥取大学広報センター・高山恵子

世田谷区:11/29(火)・12/21(水)・1/25(水) 18:30~20:00
       NPO法人えじそんくらぶ・世田谷区発達障害相談療育センター・高山恵子

那覇市:1/29(日)・2/18(日)・3/17(日)   9:45~12:00
      NPO法人わくわくの会・沖縄国際大学・高山恵子ほかアシスタント講師

那覇市:1/29(日)・2/18(日)・3/17(日) 13:45~16:00
     NPO法人わくわくの会・沖縄国際大学・高山恵子ほかアシスタント講師

【事業目標の達成状況】    
<目標の達成度>
 3回連続参加が条件にもかかわらず、トータルでの参加者は予定人数より多かった。
アンケートによると講座の対して非常に満足か、満足を選ぶ参加者がほとんどで、満足度はほぼ100%に近かった。開催場所も北海道から沖縄まで広い範囲で開催でき、現地の教育委員会や教育センターとの連携もできた。

<事業成果>
講座開催予定地の福島では、震災後の諸事情により実施ができなかった。
その代わりに沖縄で2回開催をすることになった。この種のストレスマネジメントの講座は、タイミングが重要である。どちらかというとこの講座の内容は、うつや不安障害の予防になるようなスキルの習得が目標となるので、すでに多くの人がうつでPTSD状態になっている参加者では、ストレスが悪化してしまう可能性がある。そのため、福島の開催を取りやめた。 

沖縄では、以前に親支援講座としてのストレスマネジメントを開催していたので、その有効性が口コミで広がっており、参加者が多く、2クラス作ることが可能であった。やはり同地域での継続的な支援が重要であることが明確になった。また、当初の予定では、参加費を3,000円徴収する予定であったが、福島への3回分の交通費がなくなったため、ほとんどのところでは、参加費を減額した。3回参加できない参加者もいたので、より参加しやすい条件になったと思う。

教員のうつによる休職が増加傾向にあるが、その予防的なプログラムのニーズが高くなっているため、参加者が会場によっては定員を超えた募集があった。人数が少なかったところは、日程的に教員が忙しい時期に実施時期が重なり、3回連続参加を当初の参加条件にしたためと考えられる。そのため、東京会場では、参加者を教員に限定しなったところ、薬剤師、大学教授、東大病院の心理士、大学院生、児童養護施設職員など多彩な参加者が集まった。学校以外の支援者向けのニーズも高いことがわかり、講座の参加者の人数は少なくても今後のプログラム拡大の可能性を感じることができた。

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ストレスマネジメント講座実施報告

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