事業成果物名 |
海洋資源開発プロジェクト調査
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団体名 |
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事業成果物概要 |
はじめに
2008年のリーマンショック以降、世界経済不況とともに海運市況が悪化したことに加 え、好況期に受注した船舶が大量に市場に投入されたため、新造船意欲は大きく低下して いった。また、中国等の造船設備増強により世界の造船供給能力が増大していることから、 世界の造船業は構造的な著しい需給ギャップに直面しており、この解消にはかなり時間が かかると見込まれている。 さらに、2007年秋以降加速した超円高基調は、近来なく長期化し、輸出産業である我が 国造船業・舶用工業を直撃しており、我が国業界は非常に厳しい経営環境におかれている。 一方、発展途上国の人口増加や産業化の進展に伴い、世界のエネルギー需要は増加の一 途をたどっている。また、エネルギー源に関しても、地球温暖化防止を図る観点から、二 酸化炭素を排出する化石燃料からの脱却が叫ばれてはいるが、依然として世界の使用エネ ルギーに占める石油・ガスの割合は大きい。そうした中、北海やブラジル、メキシコ湾、 西アフリカなど、海底掘削により新たな埋蔵石油・ガス資源を生産するオフショア開発が 急速に発展してきており、その掘削・生産・輸送にあたっては、造船・舶用技術の利用が 図られている。 本調査では、厳しい事業環境にある我が国造船事業者及び舶用機器事業者の新規事業分 野開拓という観点で、世界のオフショア市場の構成や主要システム、プレイヤーなどにつ いて調査することにより、我が国造船業及び舶用工業の発展に資することを目的としてい る。 ジャパン・シップ・センター |
助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |