事業成果物名 |
欧州の舶用品認定制度に関する調査
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団体名 |
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事業成果物概要 |
はじめに
船舶に搭載する舶用品は、海上人命安全条約(SOLAS 条約)等の国際条約や国際標準 化機構(ISO)の標準等に基づいて旗国が定めた要件に適合することが必要であり、通常 は、船舶に搭載する前に旗国の認証を取得しておくことが求められている。 舶用品の認証は、欧州においては、EU 指令により共通認証制度が設立されているもの の、基本的にはそれぞれの旗国が独自に行っている。このため、ある舶用品を多くの国の 船舶に搭載可能とするためには、それに応じた数の国から認証を取得することが必要とな る。 舶用品の認証制度は、それぞれの国によって、適用する要件、適合性を確認するための 試験方法、試験データを取得すべき試験機関、事業者の製造能力の確認方法等が異なって いるのが現状である。このため、主要国の舶用品の認証制度を調査し、それらを比較する ことによって、多くの国からの認証を効率的に取得することが可能となる。 加えて、認証された舶用品に不具合が発生した際の各国の対応を明らかにしておくこと により、万が一の際のリスクを見積もることができ、当該国の市場への参入判断の一つと することができる。 以上の観点から、他の主要国の認証制度との比較検討の基礎として活用していくため、 欧州における舶用品の認証制度を調査し、我が国の舶用品の海外市場への展開の一助とす べく、本調査を実施するものである。 |
助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |