事業成果物名

2011年度 「渚の交番」プロジェクトの推進(宮崎県青島) 事業完了報告書

団体名

事業成果物概要

事故の無い、安全安心・きれいで楽しい環境を創出するため、地域との積極的な連携と各種マリンスポーツとの横断的な繋がりでの体制づくりを中心にこの一年間さまざまな事業展開をして参りました。「青パト防犯パトロール」や「青少年指導員パトロール」といった犯罪啓蒙活動が夏期における軽犯罪発生ゼロという快挙を成し遂げました。これまで、どうしても防ぐことができなかった「置き引き」や「盗撮」を発生させずに夏期海水浴場業務を終えたことは、「渚の交番」を中心にこの一年間継続的にパトロール活動を実施してきたことに尽きます。地域に根付き、地域になくてはならない存在に大きく近づいたことと思います。

そのことが2011年度事業最大の目標である「平成24年度以降の自立した運営」につながりました。宮崎市が「渚の交番」を公の施設と認め、「宮崎市青島ビーチセンター」として条例を制定し、指定管理施設として平成24年度から運営していくことがきまり、事実上の「自立」へと成果を出すことができました。

指定管理の選定方法も、これまでの2年間の実績が認められ、社団法人宮崎市観光協会と当クラブでつくる「渚の交番青島プロジェクト実行委員会」が非公募にて指定管理申請とヒヤリングを経て、3月下旬に無事に指定管理者となることができました。指定管理料は約700万円。これらにより2名の専任スタッフと1名の臨時職員を雇用することができます。

このように目標を達成できた一番の要因は、何といっても「地域に必要とされた」ことに尽きます。多く、地域の方々からお声を頂戴しました。色々な意味で期待されているということも実感できました。
これらに答えるためにも、あらゆる事業に挑戦し、「次世代へ海を繋ぐ」ことに邁進していきたいと思います。

 2011年度で具体的にいいますと、海岸を中心とした場所での深夜花火や迷惑行為について、宮崎市として条例を制定し、地域の方をはじめ、観光客の方が安心して過ごせる環境づくりの検討会議を始めました。地元新聞でも大きく取り上げられ、地元自治会をはじめ沢山の宮崎在住の方々から賛同のご意見を頂きました。「渚の交番」は海浜にある課題を横断的な繋がりで解決していくということが当初のイメージとしてあり、まさに、現状の条例制定への過程は、そのことを表現し、「渚の交番」という仕組みがもつ可能性を発揮できました。
 
これらから総合的に申しますと、本年度の事業目標は達成できたのではないかと思います。

今後、全国で展開されている「渚の交番プロジェクト」へ、その地域にあった最良な方法で自立した運営ができるよう、宮崎での「形」が少しでもお役に立てるよう視察の受入や様々な書類内容の共有といったことでまずは力になれればと思います。今回の報告書で添付しています「指定管理申請書」と「宮崎市青島ビーチセンター条例」は各地域の行政への提案として非常に役立つかと思います。

最後に、これからの宮崎「渚の交番」は、世界のリーディング団体として常に高みを意識しながら事業の展開をしていきます。ミクロなところでいくと「次世代へ繋ぐ」ということをより具現化するべく、更なる「雇用の創出」や「就労支援」が実現できるよう、費用対効果を意識した事業の進め方を行います。マクロなところでは、アジアが誇るまたは、「渚の交番」という日本初の新しい海洋文化を世界中の方々が視察にくるような、そんな文化にしていきます。

日本に新しい海浜文化を創出し、次世代のためにも「海に守られた日本から、海を守っていく日本」に変革していくそのようなきっかけづくりの場として、「渚の交番」は邁進し成長し続ける事業展開をいたします。

助成機関

事業成果物種類

報告書

事業成果物

事業成果物名

2011年度「渚の交番」プロジェクトの推進(宮崎県青島)助成事業完了報告書

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渚の交番リーフレット(表)

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渚の交番リーフレット(裏)

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