事業成果物名

文献紹介「善意で貧困はなくせるのか?-貧乏人の行動経済学-」

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事業成果物概要

文献紹介2015-3a 「善意で貧困はなくせるのか?-貧乏人の行動経済学-」
D・カーラン & J・アベル著、清川幸美 訳、澤田康幸 解説
 (みすず書房、2013年、324頁)
Dean Karlan, Jacob Appel, “More Than Good Intentions: Improving the Ways the World's Poor Borrow, Save, Farm, Learn, and Stay Healthy”, Plume, March 2012

(内容)本書は、アジア・アフリカ・中南米のいろいろな国で、マイクロファイナンス(以下MF)や農業、教育、保健といった貧困削減のための「善意ある取り組み」を、開発経済学の最先端の手法で「何がうまくいって何がだめなのか」を検証し纏めたものである。その手法とは、人間がどのように選択・行動しその結果どうなるかを究明する「行動経済学」、客観的に効果を評価する「無作為化比較試験」、そして実験的な手法で研究する「実験的経済学」のアプローチである。

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