事業成果物名

2013年度 ロシアにおける海洋資源開発に関する調査事業報告書

団体名

事業成果物概要

 ロシアは OPEC 加盟国を除き世界最大の産油国であり、また同国産天然ガスはパイプラインを通じてヨーロッパ各国へ輸出されているなど、世界有数の資源国として広く認知されている。また、これまで同国領海である北極海はあまりに厳しい環境条件のため資源開発はほぼ手つかずの状態だったが、昨今の温暖化の影響により氷が溶け始めたこと等から同海域における海洋資源開発の機運が高まってきている。
 このため、ロシア政府は自国産業保護の観点も含め、同国域内における海洋資源開発については、国営企業とオイルメジャーとの協力協定により資源開発を行う手法をとっているが、具体的な海洋開発プロジェクトはこれから本格的に動き出す段階であり、世界の海事関係者から大きな関心が寄せられている。
 また、資源開発とは別の観点で、北極海の氷が解け始めたことによる北極海航路の活用についても船主をはじめ海事関係者の注目を集めている。ここ数年、同航路を利用する船舶の数は急激に増えており、ロシア政府も北極海航路の重要性を強調している。そのため、同航路の活用は今後も積極的に検討され、その結果、世界の海上荷動きに大きな影響を与えるのではないかと考えられている。
 以上から、今後ロシアにおける我が国造船・関連業の参入機会を探るべく、ロシアにおける海洋資源開発に関する政策や関連企業の概況、海洋開発プロジェクトの状況や今後の開発予定、さらには海洋資源開発に必要な技術・設備及び関連機器の需要見通しなどを把握し、かつ注目を浴びている北極海航路の現状を把握するため、本事業を実施するものである。

助成機関

事業成果物種類

報告書

事業成果物

事業成果物名

2013年度 ロシアにおける海洋資源開発に関する調査事業報告書

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事業成果物名

2013年度 造船関連海外情報収集及び海外業務協力

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