事業成果物名

2013年度 欧州舶用工業概況調査事業報告書

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事業成果物概要

 リーマンショックにより、それまで順調であった世界的な造船建造ブームが急転し、手持ち工事量が底をつく、いわゆる 2014 年問題が懸念されたが、その後業況が回復したことや、各事業者において多角的な経営方針に展開したことから、手持ち工事量も数年先まで確保できる状況となった。このような日本国内を含む世界建造需要に我が国舶用工業に係るビジネスは大きな影響を受けるため、需給ギャップにより生産量が大きく落ち込んていたが、2012 年末以降の歴史的な超円高状態が緩和されたことも相まって、減少傾向にあった生産高も底が見え回復基調にあるが、今後の先行きについて決して楽観視できる状況にはない。

 一方、欧州舶用企業については、環境対応型機器の開発及び商船以外のオフショア分野等への積極的な進出により、世界の海洋関係市場に対応するべく益々グローバル化が進展しており、他の欧州産業セクターと比較しても、欧州舶用企業の輸出依存率は高くなっている。このため、欧州舶用セクターでは、海外での企業買収や合弁会社の設立等といった積極的な国際戦略や、高度な技術開発レベルが必要な高付加価値製品への特化といった企業戦略により、国際競争力の維持・向上に凌ぎを削っている状況にある。

 本調査は、これら欧州舶用工業企業の業況等について関連情報の収集・分析等を行うとともに、舶用工業製品における最近の技術開発動向について、各社の開発状況及び EU もしくは欧州各国などで実施されている技術開発プロジェクトの進捗状況等を整理・分析することを目的として、本調査を実施した。

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報告書

事業成果物

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2013年度 欧州舶用工業概況調査事業報告書

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事業成果物名

造船関連海外情報収集及び海外業務協力

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