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小林立明講師を迎えての第三回勉強会メモ公開2016-2c「米国における金融包摂政策の展開」

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事業成果物概要

去る1月23日、金融包摂の重要性を啓蒙するために活動している社会デザイン学会ファイナンシャル・インクルージョン研究会は、小林立明・日本公共政策研究機構主任研究員に講師を依頼し、第3回目勉強会を開催。

金融包摂を政策課題の一つに据えている米国の事例分析を通じて、先進国における金融包摂に向けた取り組みのあり方について講師プレゼン後、辻顧問のコメントならびに出席者との意見交換を実施。
●小林講師は、様々な理由により、金融排除に陥った人々は、インフォーマル・セクターの高リスク・高コストの金融サービスの使用を余儀なくされ、時には多重債務に陥るなどのリスクを抱えるようになる。こうした貧困や社会的排除の再生産サイクルを断ち切り、排除された人々を社会的に包摂するツールの一つが金融包摂である。昨今、日本でも「下流老人」が話題になっており、貧困老人をはじめ社会的弱者を置き去りにせず、如何に社会に包含していくかが課題となっているとの認識を表明し、①口座開設(アクセス)のみならず、金融のツールを使いこなすための能力構築の重要性、②金融能力を高めるためのファイナンシャル・コーチングの重要性、③社会的弱者を包摂していく仕組みや工夫とそれを実現するイニシアティブの重要性、④日本社会の未来も見据えて、米国や途上国の先駆的な事例から学ぶことの重要性を強調。
●コメンテーターを務めた辻顧問(埼玉大学教授、CGAP経営委員長)からは、米国等における金融包摂の進展と、先進国が途上国の経験に学ぶべき点等を整理して紹介。

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ファイナンシャル・インクルージョン研究会第三回勉強会メモ

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